実は先日、会社で集団検診があったわけです。まあ、大体は日本と同じように採血検査とか、心電図があって、しかし日本と違うのは五官科とか、口腔科がありました。五官科は喉だとか耳の穴だとか、鼻の穴だとかを覗かれて、視力検査もここだったかもしれません。しかし眼底の検査はここではなかったような気もします。口腔科は歯とか歯茎の状態とかを調べてられて、これは日本では歯科の検査と同じです。

  尿検査とか、胃のバリュウム検査はなくて、腎臓等は超音波で形を調べるだけ。レントゲンもフィルムの残すわけではなく、透視するだけでOKと判定が出ます。

  その他に外科というのがあって、そこの外科に入ったわけですが、外科って何を検査するのかと思っていたら、喉の下のぐりぐりを調べられて、関節はどうかなんて聞かれたので、外科的には私は何の問題もないはずですから、どこも悪くはない、と答えたわけです。

  そうしたら、立てといわれて、次にパンツをおろせと言われて、すると私の前の股のあたりを押したり、撫でたりしながら、結構長い時間、たんねんに調べられました。引っ張りはしませんでしたが、これには正直ビックリしました。検査項目には、泌尿科は入っていない筈ったので、外科でこんな処を調べられるなんって本当にビックリしました。ビックリしたことは、それだけでは終わらず、後ろの穴にもおよび、穴の中まで丹念に調べられ、前立腺肥大の二期だと宣告されました。

  前立腺肥大だと言われても、こんなことでは別にビックリしませんでした。日本の医者に見て貰って薬も飲んでいますから、こう言われても何でもなかったのですが。

  検査が終わって、落ち着いてからよく考えてみたのですが、こういう検査は男性だけだろうか? 当社には沢山の女性がいます。大半は未婚の女性であるわけですが、彼女達も、パンツを下ろしてこの検査を受けたのだろうかと。それが気になりだしました。

  興味を押さえがたく、ある男性社員に聞いてみました。女性も全員パンツの中まで検査されるのかと。答えは男女平等とのことでした。検査には女医があたるとのことでしたが。

  中国では二年目くらい前まで、結婚するには健康診断が必要でした。もしかして、以前に中国人と結婚した日本人は、誰もがこの泌尿器の触診検査を受けたのかもしれません。

  今回は初体験でしたので、不意打ちを喰らって本当にビックリしたのですが、あんな検査項目があるなら、外科などと書かないで、泌尿器検査と書いておいてほしかったです。外科であんな検査されるとは・・・・・

  会社の中国人はみんな知っていたのでしょう。王さんも、劉さんも、美人の刑さんも別に慌てたような顔もしないで、検査を受けていましたから。ある女性社員が親切にも「本間さん、こっちの方が空いているわよ」なんて言ってくれたのですが、こんな検査があるなんて思いもしませんでした。

ホントにビックリしたこと