お戒名

その一

☆お戒名は、仏弟子(仏教徒)としての名前です。

☆「誓願会」という受戒の儀式で、十六条の大乗菩薩戒(仏戒)を護ります、
 と誓った方に授けられる名前がお戒名(仏名)です。

☆そもそも、戒とは仏の人生の定義です。仏が人生を生きるあり方を述べたものです。
 この仏の生き方を取り入れた、戒の生活は人生を喜びと誇りに満ちたものに一変させます。

☆歴史上の釈尊の生き方を直接学びたいところですが、
 時代が余りにも隔たりすぎております。
 宗門では、江戸時代の中頃から、檀信徒の便宜をはかり、
 お受戒という儀式が用意されることになりました。
 しかしながら、お受戒ではお戒名を受け取るまで約一週間の修行が必要です。
 これでは今日の社会情勢を考えてみますと、
 一般の方々にとって、参加しにくい面があります。

☆そんな要望に応えて、「誓願会」は宗門の許可を得て、
 十年前に千葉県で工夫された、新しい授戒会運動です。

☆勝胤寺は、いち早くこの運動に賛成し、積極的に取り組んでおります。
 四年前に、二十六名の戒弟を募り、第1回の誓願会を開催致しました。
 先の2月20日には、十五名の戒弟と共に第2回の誓願会を無事終了致しました。
 戒弟とは戒を受ける佛弟子、ということです。

☆現在、誓願会を実施しているお寺さんは次の六ヶ寺です。
 真光寺(木更津市) 寶應寺(成田市) 勝胤寺(佐倉市) 永昌寺(市原市)
 広徳寺(松戸市)  宗胤寺(千葉市)

☆これからも、申込者を募り、誓願会を定期的に開催致します。
 希望者が二十名近くなりましたら実施致します。
 詳細は、誓願会をクリックしてください。

その二

☆伝統的なお戒名について

ⅰ. 物故者に授けるお戒名

*お葬式の場でお付けするものです。
 勝胤寺では、慣習上、位階は三つに分類されます。
 ①院号居士(大姉)
 ②院号信士(信女)
  居士(大姉)
 ③信士(信女)
 
 開基様の千葉勝胤公は、本誓院殿月蓬常奯大居士となっており、
 院殿居士の位階です。
 勝胤寺の歴史を鑑み、原則として院殿居士の称号はお付けできません。
 また、勝胤寺の総代をお勤め頂いた方には、慣例で「清」の一字を
 位階に加えることになっております。
 子供の場合、嬰児(女)、童児(女)等の区別は適宜判断させて頂いております。

*以上のお戒名別は、葬儀の時のお布施によって区別されます。
 これまでの寺院経済は、ほぼ葬儀の時のお布施によって左右されています。
 その時の、お寺への貢献度がお戒名の位階によって
 社会的に認知されることになったものです。
 加えて、会社等の職場での地位や名誉が反映されることになりました。
 実質、葬儀料の多寡がお寺への貢献度と言うことになり、
 寺檀共に暗黙の了解事項となった参りました。

*いつしか、葬儀料が戒名料と受け取られることになりました。
 お寺さんに葬式代はいくらだと言うのでは余りにも生々しいことから、
 お戒名代はいかほどですか、と言うことになったものと思われます。

*それが、最近、葬儀代の外に戒名代を請求されたと言うような話を
 耳にすることがあります。
 理解に苦しむ事例です。

*通常、勝胤寺における葬儀の時のお布施の金額は
 ③の場合三十万円、②の場合五十万円、①の場合百万円が目安になっております。
 参考までに申し添えておきます。

*今一つ考えさせられることがあります。
 葬儀料が高いから.葬式をやらないというようなことも耳に致します。
 儀式というのは、普通の人間にとって欠かすことが出来ないものだと思っております。
 生まれて、結婚して、死ぬという人生は、自分一人のものでありながら
 他の人のものでもあります。人間がより人間らしく生きるために、いつとも知れず人間は、
 人生にイニシエーションを発案しました。イニシエーションは人類が生み出した
 智慧の一つであろうと思います。葬儀はその最大のものです。
 葬儀を大切にしたいものです。
 お金の掛からない葬儀があって良いと思います。
 その前にあなた自身のどん欲さを棄ててください。ご相談に乗ります。

ⅱ.生前戒名

*生きている間に仏弟子(仏教徒)になる儀式です。
 人生を積極的に生きる生き方です。上杉謙信、武田信玄のように。
 勝胤寺の開基千葉勝胤公も同じです。寺宝の一つ開基様の肖像画は
 鎧姿に刀を差し、その上にお袈裟をかけた絵像です。まるで平清盛公のようです。
 当時の武将たちの生き方は、今の私たちよりもはるかに真面目で、
 真剣であったように思えます。
 詳しくは誓願会を参照して下さい。

*夫婦一代限りの墓地をお求めの方にお付けするものです。
 詳細は、墓地をクリックしてください。