水彩画、大正琴の師匠せし百二歳の伯母今もすこやか 



住職がねんごろに増やす.ぼうたんが人々を招く四月の寺庭



電線のすき間をのびる八重桜卯月の空をおし上げて咲く


                   植田 由江