五畿七道 ごきしちどう

古代の律令制における地方行政区分。
全国を朝廷所在地周辺の畿内と七道に区分した。

畿内は大和国(奈良県の旧国名)・山城国(京都府の旧国名)・摂津国(大阪府の北西部と兵庫県の東部の旧国名)・河内国(大阪府南東部の旧国名)・ 和泉国(大阪府南部の旧国名)の5国で五畿。
他の諸国は東海道・東山道・山陽道・山陰道・北陸道・南海道・西海道の7道に区分され,同名の幹線道路でつないだ。

東海道(とうかいどう)
 古代の地方区画・官道である七道の1つ。
 伊賀国・伊勢国 ・志摩国 ・尾張国 ・三河国 ・遠江国 ・駿河国 ・甲斐国 ・伊豆国 ・相模国 ・安房国 ・上総国 ・下総国 ・常陸国 の14国と,ややおくれて編入された武蔵からなる。

東山道(とうさんどう)
 日本古代の地方区画・官道である七道の1つ。
 東海・北陸両道の中間の近江国・美濃国 ・飛騨国・信濃国 ・武蔵国 ・上野国 ・下野国 の7国であったが,のちに陸奥・出羽を加え,771年武蔵をのぞいて8か国となる。

山陰道(さんいんどう)
 古代の行政区画である七道の1つ。  丹波国・丹後国・但馬国・因幡国・ 伯耆国・出雲国・石見国・隠岐国の8か国からなる。
 今は京都・兵庫・鳥取・島根の1府3県。
 日本海を通じて大陸・朝鮮半島との交流は早く行われ,出雲地方は大和朝廷と対抗する勢力をもっていたと考えられる。

北陸道(ほくりくどう)
 古代の律令制度による地方の行政区分,官道である七道の1つ。
 現在の福井・石川・富山・新潟県にあたる。
 大化の改新のときは若狭(わかさ)・越(こし)の2国であったが,7世紀のころ越国が越前(えちぜん)・越中・越後に3分したので,若狭と佐渡を加えて5か国となった。のち越前から能登(のと)・加賀を分けて7か国となった。

南海道(なんかいどう)
 日本古代の地方行政区画・官道である七道の1つ。
 畿内より紀伊へ出て,淡路国から阿波国・讃岐国・伊予国・土佐国とまわる道。
 また,これら6国を一括した行政区画。

山陽道(さんようどう)
 日本古代の地方行政区画・官道である七道の1つ。
 播磨、美作、備前、備中、備後、安芸、周防、長門 の8国からなる。