甘酸っぱい頃の出来事

 ある日の事、ガールフレンド(というより恋人?・・初恋でした)とデートの帰り(夜)に、彼女とタンデムで川沿いの道を走っていた時の出来事だ。

 二人で走っていると、対向車が来たのでバイクを道の左端に寄せた時、いきなりバイクが何かに乗り上げジャンプした(川に下りるコンクリートの階段が少し道に食み出していたのだが、対向車のライトに眩惑されて見えなかった)。

 その時、彼女の手が私から外れた。

 「しまった!」と思い、後ろを振り向いたが彼女の姿が、何処にも見えない。

 バイクを止めて、どうしたのか、何処にいるのかと心配して捜していると、暫くして「ビックリしたぁ〜」と下の方から声がする。

 暗闇に目を凝らしていると、川から彼女が這い上げってきた・・・もうビックリ!。

 「怪我は無いか」と心配したが、幸いなことに落ちた処が水が流れていない草の生い茂った場所だったので、掠り傷一つ無かった。

 彼女が川から上がってくる少しの間に「もし、怪我をしていたら責任をとって結婚しょう」とも考えたりしていた。

 この事件は、暗黙の内に二人の秘密となった。そして、彼女とのタンデムは、これが最後だった。

 甘酸っぱい頃の出来事だった。