倉敷~松江




恒例のお正月旅行、ツアーとなるとほぼ行った場所ばかりで決めるのに困ってしまった

若い頃に行ったきりで久しぶり…と選んだのが昨年と同じ山陽~山陰を回るコース
主人はどこも初めてだけど、私が行っていないのは足立美術館のみ
いつになく期待感の低いまま迎えた出発でした(*^_^*)





倉敷

早朝の新幹線に乗車、倉敷で下車後JR在来線に4駅乗車
そこでバスに乗り換え倉敷の美観地区へ…

在来線乗車などツアーでは初めての事、何だか嫌な予感…



倉敷美観地区入り口の看板を見て曲がるとこの景色
白壁のみやげ物店が立ち並ぶ
倉敷川  ありました!  喫茶 “エル・グレコ”


大原美術館
ここも正月休み、せめて・・・と門の中にカメラを入れて正面を撮影

今橋を渡り、大原邸の前から…


川の前に建つギリシャ神殿風の美術館とエル・グレコの“受胎告知”の画、そして隣の喫茶店“エルグレコ”
倉敷の記憶はこれだけでした


ところが年末で美術館も喫茶店も休業
予定表に入場と書いていない…といわれればそれまでだけど、やはり目の前にして入れなかったのは悔しい…


40年ぶりの再訪も、美観地区内の建物のひとつとして鑑賞するだけに終わりました






倉敷川両サイドの散策写真です
美術館の川向い・大原邸 有隣荘

美術館前の今橋を渡った右角にある大原家の別邸

現在は春秋2回
大原美術館主催の特別展示室として公開されているそうです
中橋



お茶を飲んだり散策を楽しんでいたら一瞬お日様が…
川面に映った青い空がとてもきれい、思わずシャッターを押しました♪





お雛さまグッズが目に入った和風小物のお店 所狭しと並んだダルメシアン
もちろん置物ですが何とも異様な…


美術館の入場がないので時間はたっぷり
白壁の建物はほとんど記憶になく、予想よりはるかに多いのに驚きました











鷲羽山のふもと・児島港で乗船し、湾内のクルーズに…

私達グループ20人ほどが乗船
デッキもない小さな船です
右の高い場所に座っているのが船長



瀬戸大橋
右側が児島港、後方は鷲羽山

優美な多島美を誇る瀬戸内海をまたぎ,本州と四国を結ぶ長い橋
三つの吊橋と二つの斜張橋・トラス橋がひとつあり、これらをつなぐ高架橋を総称して“瀬戸大橋”」と呼ぶそうです

外に出られないので見るのはガラス越し、そして座った片側だけの景色しか見られないのがチョッピリ残念でした

でも小型船のわりにはスピードがあり、波をかき分けて滑るように進む迫力は十分に味わえたかも…




瀬戸内海に面して建つホテルに宿泊


穏やかな朝の瀬戸内の海と島々…♪

ベランダからの眺望です










鳥取砂丘

馬の背と呼ばれる一番高い部分で…





ここに立つと砂丘が前後左右見渡せる
右も左もすぐ近くに木が茂る林が…

“こんなに小さかった?”

今回が3度目、でも前回はというと1972年2月

見渡す限り真っ白という積雪の上を歩き、砂丘とは違った風景を楽しんだ後に売店に…
そこで目にしたのが連合赤軍浅間山荘事件を伝えるテレビ中継でした
そこに何時間いたのか覚えてはいないけれど、テレビに釘付けだった記憶があります
鳥取砂丘は強烈な思い出の地でもありました


広さだけではなく、様々な事を考えた一瞬でした










足立美術館(島根県・安来市)




昔は旅の本でも目にした事もなく、ここ何年かのツアー情報でよく見かけるようになっていたので新しい美術館とばかり思い込んでいた
ところがパンフレットに45周年の記載がありビックリ…

美術品もさることながら美しい庭園で有名なこの美術館だけが唯一未訪の地
一番楽しみな場所でした


50000坪あるという庭園は枯山水・白砂青松・苔・池庭…と様々な形で眼前に広がる


米国の日本庭園専門誌の庭園ランキングで9年連続庭園日本一に選ばれているそうです
確かに整備された庭は美しい

でも鑑賞できるのはホールやレストラン等の窓ガラスを通していうもの
京都を初めあらゆる名園を直に見て来た目にはナントも歯がゆい


“生の額縁” 

自然による絵画だそうです


狭いところに次々とやって来る人を避けて…
額縁のはずが右側が欠けてしまいました



初来館の感想はというと、  “2200円の入場料は高いな” そう感じたくらいだから…(*^_^*)











宍道湖



面積7位という湖はやはり大きい











この日のお泊りは宍道湖に向かって北に流れる玉湯川沿いにある玉造温泉

勾玉の最大生産地であり地名もそれに由来しているとか、勾玉は温泉のシンボルとなっている

川には足湯もある シンボル・勾玉が組み込まれた勾玉橋









出雲大社



2012年は出雲大社の初詣から始まりました



平成の大遷宮で本殿は工事中、この日は神楽殿で正式参拝♪

自分流に手を合わせてお参り…というのではないので当然だが時間も長い…
冷たい板の間に正座は寒くて大変でした

正面が神楽殿 神楽殿前に敷き詰められた白石

石が飛ばないよう・歩きやすいようの心遣い?
こうなっています!
以前はこの巨大しめ縄に向かってお賽銭を投げたそうです
上手く差し込まれて落ちなければ良い事が…
最近は下に網が張られ、投げるのは禁止
知らずに投げようとして注意されている人が多かった(*^_^*)

こちらは一般の初詣客が参拝する拝殿 拝殿の後方にある高さ24mの本殿
今は何の変哲もない工事現場のよう…
本殿から離れた位置に建つ石碑
記念に…♪








車窓から見た大山


走る方向によって山の姿は変化する…
この角度なら別名に納得

“伯耆富士” 
雪をいただいた山は素敵でした♪
紅葉の大山の麓を歩いた時の事を思い出しました
“皆、どうしてるのかな?”





松江


堀川めぐり


炬燵がセットされているので中は暖か

もともと低い屋根が、橋をくぐる際に畳まれて降りて来る
頭を炬燵に乗せて横を向いて…
太った男性は苦しくて悲鳴をあげていました


期待していた“お堀に浮かぶ天守閣”などお目にかかれず単調な景色が続くだけ、期待はずれのクルーズでした





残された時間は45分程度という短いもの
入館は諦めたものの、せめて松江らしい場所にと小走り…

小泉八雲旧居





武家屋敷



松江城

少しでも近くへと天守下まで来たけれど、バスまでの距離を考えると登るのは到底ムリ…
ここでやむなく退散です

あ~あ、忙しかった!!







八重垣神社



ヤマタノオロチ退治で有名な素盞嗚尊と稲田姫を祀り、縁結びで名高い

小さな境内に参拝客が溢れていた

“鏡の池” は縁結びの占いの池


硬貨を紙片に置いて浮かべ
早く沈むほど早く良縁に恵まれるそうです




神秘    夫婦椿

根元は2本、地上で幹が1本にくっついている仲睦まじい椿
一心同体、縁結びの神社らしく愛の象徴として神聖視されているそうです







昨年の広島~山口より近いのに、どの観光地も時間が少なくてイライラした今回の旅行
そして帰宅と同時に風邪で熱と咳きのダブルパンチ、その後2週間もの自宅療養が続いたのでした

“楽しかった” の感想がでない唯一の旅行だったかも・・・(*^_^*)