ローマ Ⅲ)







ポポロ広場



かつてローマの北の表玄関であったポポロ門の南側に広がる広場
左がポポロ門

ミケランジェロやダ・ヴィンチ、ラファエロがローマに入る際にくぐった






右はサンタ・マリア・デル・ポポロ教会






       サンタ・マリア・デル・ポポロ教会
映画にもなった小説“天使と悪魔”の舞台となった事で注目を集めているとの記事を見て、楽しみに入ったキージ家の礼拝堂
ところがここも修復中、白い幕が下ろされて見えず…







広場の東側はピンチョの丘の展望台
後ろには広大な面積を持つボルゲーゼ公園が広がります
南側は双子教会






坂を上ってピンチョの丘展望テラスへ


広場中央のオベリスクはアウグストゥス帝がエジプトから持ち帰ったもの
高さは36mある
サン・ピエトロ寺院の背後に日が沈む時が最もロマンチック…の記事に目をとめ、ここでしばし休憩…

でも輝くことなく夕日は雲に隠れてしまいました









サンタンジェロ城



ハドリアヌス帝の霊廟だった建物
有事の際には法王の避難所としても使われたそうだ
城へと続くサンタンジェロ橋

橋の欄干を飾るのが10体の天使像である

ベルニーニのデザインをもとに8体を弟子に彫らせ、2体をベルニーニ自身が担当した
完成した2体の天使像を見た教皇クレメンス9世は、ベルニーニの天使像が風雨にさらされるのが忍びないと言い、この橋にはレプリカを置いたそうです


カルティーリョを持つ天使 とげの花冠を持つ天使

サンタンジェロ橋を渡って…

本物はサンタンドレア・デッレ・フラッテ教会、主祭壇の両脇に飾られています
私たちはレプリカ鑑賞のみという事で♪




城の屋上からはサン・ピエトロ大聖堂やローマの街並みが見渡せる
雲の多いのが恨めしい…

お手乗りヴァチカン♪
この旅のために買ったビデオカメラ
書き留めたコメントを入れながら撮影中…





お城の上に飛び出て見えるのは…?




ペストが流行っていた590年のローマ
ローマ法王の前に大天使ミカエルが姿を現してペストの終わりを告げた…

それから“聖天使城”、サンタンジェロ城と呼ばれるようになったそうです


この城のシンボル、大天使聖ミカエル像でした




要塞の名残り?


弾薬庫跡の庭には石の砲弾が積まれたまま…




後方左はサン・ピエトロ大聖堂、中央の大きな建物の道路を隔てて右側に見えるのがレオニーネの城壁
この中に大聖堂が危機に陥った時にサンタンジェロ城へ避難する通路があり、実際1527年にはクレメンス7世が逃げ込んだそうです







テヴェレ川





美しい橋に似合わない川の色
晴れた日には変るのでしょうか
ヴィットリオ・エマヌエーレ橋

サンタンジェロ橋のひとつ南側に架かる橋
こちらも見事な彫刻がなされています
サンタンジェロ橋






ナヴォーナ広場へ…




街の市場





珍しいパスタがたくさん…

手荷物さげて歩きたくないのでここはグッと我慢!









ココは似顔絵描きや画を売る人が多かった…
ナヴォーナ広場





予想と違った細長い広場に一瞬驚いたが、その昔は競技場であったらしい










広場中心に建つのはサンタニューゼ・イン・アゴーネ教会





教会の前のオベリスクが四大河の噴水

白い囲いが目に入り、 “エッ、ここも?”
華やかな装飾が美しい










ナイル・ガンジス・ドナウ・ラプラタの4つの大河をあらわす彫像が、オベリスクの周りでポーズをとっている

四大河の噴水 
   ガンジス川&ナイル川の擬人像 ラプラタ川&ドナウ川の擬人像


ここも春の観光シーズンに向けてお化粧直しなのでしょうか
噴水の周りは白い鉄板で覆われ、所々クリア板で覗けるように…
ゆえに全体像は見えないわけです

もちろん水はなく噴水とはいえない
それでも観光客は隙間からカメラを構える…

これでもクリア板の反射に苦労しながら撮りました♪


何年か前のトレヴィだわ(o^-^o)



 ムーア人の噴水  





  こちらも同じベルニーニの作


同じ広場にあってもほとんど人はいない…
工事中で満足に見えない四大河の噴水だけを写して去って行きます… 

教会を設計したボッロミーニとベルニーニは仲が悪かったといい、四大河の噴水にまつわる面白いエピソードが…
残念ながらここでは省略しますが…(*^_^*)







パンテオン



125年にハドリアヌス帝が再建したもので、古代ローマ建築をほぼ完全な形で残す貴重な遺構である

内部は直径43.3mもの球体が収まる大きさ
鉄筋を用いない石造建築としては世界最大で、初代イタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世やラファエロの墓がある


正面左の3本の柱は17世紀にネロの浴場から運ばれたものだとか…

正面列柱上には最初の造営者に敬意を表したとして “アグリッパにより創設” と碑文が刻まれています



円形の内部


全ての神々に捧げられ、皇帝の謁見の広間としても使用された




ひと際光っていたのがラファエロの墓
ヴィットリオ・エマヌエーレ2世の墓 何故か上部を写さずアップで撮っていました





パンテオンを左に見る噴水前のテラスでランチ
絶好のロケーション、食事がより美味しくなります♪






この後フィレンツェに移動、街歩きが続きます