碧との 永遠の別れ
![]()
9月8日
碧の身体の具合が オカシイと
飼い主さんが相談に来ました。
(・・?) エッ 夕方 元気に跳ね回り
卯月と遊んでいたのに・・・??
吐くので 病院へ行き 点滴を受けたとの事
気掛かりなので 明朝 一緒に病院へ行く約束をしました。
9月9日
朝一番に 碧を病院へ連れて行きました。
おとなしく 点滴を受けていますが 前足が痛々しい
主人も同行していて お医者に質問をするものの
明解な答えは戻って来ません。
点滴以外に 血液と尿の検査をして貰ったら
腎臓の炎症との事
何が 原因なのか 知りたいのに
はっきり答えを出して呉れない 医者
【助かるのですか?】 【何とも言えない】と言う
3人は 愕然としました。
碧の足は 注射針を刺したり 刺し違えたりで
何度も針を入れ替えるので 血が止らない
折角 穏やかな顔に戻っていたのに
今 又 苦渋に満ちた目を向ける碧
可哀想でなりませんでした。
誕生した時は 一番大きくて 一番強かったのに
あの時の 碧は いったい どこへ???
9月10日
この日 飼い主さんは 用事があって
碧の看病が 出来ないと言うので 我が家へ連れて帰り
3日目の 点滴を受けました。
点滴が終わって帰宅 車の中で うずくまっている碧
少し位の水は 飲ませても良いと 聞いていたので
飲ませましたが 直ぐに 吐きます。
水と共に 白い粟粒の様なものも・・・
足は ますます 痛々しく 色が変わっています。
医者に対しての 不信が募って来ました。
そこで 飼い主さんに 病院を変えて見ないかと 相談しました。
双方とも 藁をも掴みたい気持ちで居ましたから
翌日 病院を変えて見る事にしました。
9月11日
病院を変えて行った時
【身体が弱っているのに 狂犬病の注射???】
先生から 何を考えているのだと 飼い主さんが
叱られていました。
ワクチンを打って 日にちが経っていないのに
狂犬病の注射をしたそうです。
この事は この日 始めて耳にしました。
原因は それだったような・・・???
碧は どんどん痩せていき
両足で立っている姿が 弱々しい
【本当に 大丈夫だろうか?】と ふと思い
そんな事を考えていけない!と 打ち消しました。
碧は 生命力が強いし
悪運を乗り越えて来た子なんだからと
考えを変えました。
9月12日
朝 飼い主さんに 様子を聞くと
昨日より身体を 動かしていると言ったので 安堵しました。
5日目の点滴
この日の夜 碧は 頭の震えが出てきて
往診を受けました。
断定的では無いが【食中毒の疑い】も
考えられると 医者に言われたとか・・・
飼い主さんが 夜遅く 連絡をして来ました。
主人は 頭の震えを とても 気にしていました。
その事も有って 夜 寝つけませんでした。
9月13日
夜 眠れず 朝の5時前には 起きていました。
AM5:15 電話が鳴り響き
二階の寝室から 転げ落ちる様に下り 受話器を・・・
この時 私は 事実を感じとっていました。
虫の知らせが有ったからです。
うとうとした 眠りの中で 碧が現れたのです。
淋しげな姿で・・・・・
直ぐに 飼い主さんのお宅へ向いました。
身体は まだ温かく 今にも起き出しそうです。
碧の最期は 雄叫びを上げ 絶命したそうです。
碧は 生きていたかったのです。
この世に 未練があったのです。
だから・・・・・
あの日と同じ様に 助けて!!って
声を張り上げたのだと思います。
葬式は 我が家でやりたいと 申し入れました。
そして・・・連れて帰りました。
和室に 可愛いキルトを敷き その上に碧の亡骸を横たえ
身体を 綺麗に拭いて上げました。
耳をぴ〜んと 立てています。
息を吹き返すのではと思い
耳元で 何度も 碧の名前を呼びました。
【碧ちゃん 起きて!!】って 虚しい叫びです。
痛々しい 注射の跡・・・
碧との お別れに 大勢の方が 訪れて呉れました。
この日 誕生した時のように 雷が轟きました。
碧が 何かを訴えているような・・・そんな気がしました。
主人は 自分の力不足を嘆き 心を痛めています。
そして・・・この時
主人の涙を 結婚以来 始めて見ました。
碧ちゃん 安らかに・・・
平成2年9月13日 午前5時10分 永眠しました。
翌日【やすらぎの郷】で
奈々の写真と 主人が 碧に宛てた手紙と共に
荼毘にふし
お骨は 我が家の 日当たりの良い場所に
49日後 埋めました。
何時も お花が絶えない様にと 花壇にしています。
私は 碧への 償いで
この後 49日まで 日記を書き続けました。
今日9月13日は 碧の命日です。
あえて 更新日を この日にしました。
碧との思い出は
辛く 胸を かきむしられるような感じです。
こうして 思い出を綴っていたら
涙が止めどもなく・・・。
私達 夫婦にとって 忘れられない 辛い思い出です。