にんにくに含有する成分アリシンの働きとは

◆ニンニクに含まれるアリシンという成分は、ニンニクなどに含まれるビタミンB1と結びついて、アリチアミンという別の物質になりますが、このアリチアミンは体の中で元のビタミンB1と全く同じ働きをしています。

このビタミンB1は、ご飯やパンなどに含有している炭水化物をエネルギーに変える大事な働きをしているのです。

しかし大事な働きをしている大切なビタミンB1ですが、消化吸収があまり良くありません。またこのビタミンB1という栄養素は、しっかり吸収できても体の中に蓄える事が出来ないのです。ところが不思議な事に、消化吸収の悪いビタミンB1ですが、アリチアミンに変化すると消化吸収も非常に良くなり体の中でも貯えが出来るようになります。他の栄養素をしっかり摂取しても、ビタミンB1が不足することで、摂取した栄養素はエネルギーに変えることが出来ずにいましたが、にんにくのビタミンB1が、これを解決し細胞達はしっかり活動を始めます。

◆アリシンとニンニクに含有のビタミンB1と結びついて出来るアリチアミンは、脳や神経を安定させて正常な働きに導きます。

◆にんにくに含まれている他の成分も、赤血球をふやしたりコレステロール(血管の中の汚れ)を取り除いたり、、血をサラサラにする働きがあります。にんにくを食すると体が温まってくるのは、これらの働きで血行が良くなるからです。

◆にんにくの成分は、不眠解消にも働きます。ぐっすりと眠れ翌朝さわやかに目覚めることもでき、疲労回復の手助けもする。

◆にんにくも精力剤の1つに挙げられるほど、にんにくに含まれるさまざまな成分は男性も女性もそれぞれの性ホルモンを活発にさせたり、精子の素になったりします。

◆にんにくを食する事で、さまざまな成分のさまざまな働きに寄り体が活性化します。その事がゆっくりですがダイエット効果にもなります。内臓脂肪を除去する効果があることからダイエット成功後のリバウンドも防止出来ちゃいます。

◆にんにくは肝臓にも有効に働き、肝数値が気になるという方や酔いやすい方、二日酔いの防止には非常にすぐれた素材です。

◆にんにくには強力な殺菌作用もありますので、インフルエンザや風邪、肝炎、0157といった感染症の予防になります。これはにんにくの含有するアリシンの働きによるものです。

◆生のにんにくは、胃には刺激が強すぎますので、胃弱の方は胃壁を傷めないように加熱して食べ、火を通すことで刺激を押さえてくれます。生のにんにくは胃壁を傷つけますが、加熱したにんにくを適量食べることによって逆に胃弱、胃潰瘍を改善するのです。

◆にんにくは、ガンを予防する食品のトップになりました。それだけ効果が期待できる食品なのですね。アメリカの「デザイナーフーズ計画」というガン予防に有効な食品を探す研究 で、にんにくが一番有効な食品だという結果がでたそうです。

黒酢にんにくとして利用されている黒酢の働きと効果は!

黒酢は、米や玄米、大麦を主な原料としていろいろな物を使用して作られます。一般に作られている酢よりも1年~3年という長時間熟成させた酢を、その色の特徴から黒酢と呼ばれています。

熟成する期間が長くなると酢の色も、琥珀色のように濃い色に変化してきます。黒酢は長時間熟成をさせればさせるほど色が濃くなり、旨味や香りを増してきます。が何よりも素晴らしいのは、有機酸、水溶性ビタミン、ミネラル、アミノ酸などの有効成分もどんどん増えてくるのです。

黒酢は多くのビタミンやミネラル、必須アミノ酸、ペプチド類等を豊富に含む栄養的にも素晴らしい食品です。黒酢の素晴らしい効能も知られるようになり、黒酢と負けず劣らずのにんにくと組み合わせて作られた黒酢にんにくの愛用者も多くなりました。

◆にんにくに負けない黒酢の働きとは!

・ビタミンCの酸化を防ぎます。ビタミンC不足によるシミ、そばかすの予防効果にもなりますよ。

・黒酢のクエン酸が腸の活動を促します。オリゴ糖などと一緒にとって便秘解消して、いつも腸をすっきり快適にしておきましょう。腸が元気なら体の至る所が元気になりますね。

・この他にも黒酢に含まれているクエン酸効果で疲労回復、食欲不審解消、ストレス解消、不規則な生活習慣による体の不調を改善、血液サラサラ効果が有ります。