2000年10月14日
大澤先生の指揮でブラームスの練習。

冒頭19小節からの2ndバイオリンとのやりとりに気を取られては
いかん。ちゃんとチェロの裏拍を聞かないとどんどんずれる。

先生は棒を振るときは私の方をほとんど見ていないように見えるが、
実は、私の身振りも音もすべてお見通しだ。

身振りに関しては「ちょっと奇妙なんだな」と言われてしまった。
最初、どういうことかわからなかったのだが、「アウフタクトが
深すぎる」らしい。うん、そう言えば、出てくる音に比べて
身振りが大げさになっているかもしれない。

音に関しては、「いったいどういう音楽をやろうとしているのか
全然わからない。方向性が見出せない。」と言われてしまった。
これにはいくつかの要因があるとおもうのだが、一つは余韻の
残し方が私だけ長くなってしまう所がある。76小節あたりがそれだ。
もう一つは、木管にも当てはまったのだが、ダイナミクスが
計画的に行われていなくて、人によって感覚が異なっていることだ。
これは2楽章だと明らかに出てきて、冒頭のppからpoco crescを経て
fへ持ってくるまでをどの程度の音量にするか、3楽章に至るまでの
計画を立てて割り出さなければいけない。

大澤先生が振ると、私の頭の中の半分以上は他のパートの音が鳴っている。
実はそれでもまだ足りなくて、7割以上を他のパートに向けなきゃいけないのだが...