2000年10月7日 まず、最初に1時間ほどパート練習をした。 1st Vnは4人。 R.シュトラウスのホルン協奏曲の2楽章から。 これは、フラットが6つもついているので、 うっかり気を抜くととんでもない調になってしまう。 ボーイングは、変なところにアクセントがつかないように という意味で、あまり返さないようにした。 あと、タンホイザーの4つに分かれるところ。 バイオリンだけが鳴るところで、ほとんどソロみたいな ところなので、よくさらった。 次に2時間ほど分奏をした。 弦はブラームスの4番の1,2楽章。 三谷先生の指導だ。 一つ一つ解きほぐすようにして練習を進める。 三谷先生の音楽は非常に幅が広くて奥行きを感じさせる。 今日は特に楽器をよく鳴らすことを中心に練習した。 比喩の仕方がこれまた面白い。 ロストロポービッチのように頬の筋肉を揺らしながら弾くとか... 三谷先生のこのレッスンにしびれた女性も多々いるようだ。 夜は2時間ほど全奏。 シュトラウスのホルンコンチェルトと ブラームスの1,2楽章。 ブラームスでは、3連符と2連符が同時に鳴るところが多々あるが、 3連符は動こうとする音、2連符は留まろうとする音になるべきである。 ところが、我々の音は逆になっていると指摘された。 冒頭の旋律、中間にも出てくるが、これらはいずれも 「待たない」ということが大切だと指摘された。 言い換えると、始まる前からすでに音楽がめんめんと流れていて その中で実音が鳴るという具合だ。 実り多い練習だった。