2000年9月30日
河地先生でブラームスの3,4楽章、タンホイザーの練習。

最初のチューニングの時に管・打・チェロの人が少なかったので
ちょっとヒヤリとしたが、遅れて次々と人が来たので
最終的にはまあまあの形になった。

ブラームスの3楽章は、冒頭の激しい部分、19小節の2拍目から突然
現れる幸福に満ちた旋律など、対比が面白い。
長い音の処理について注意があった。317小節から5回出てくる長い音は
ビブラートをかけて十分鳴らす。しかし、音の変わり目のタイミングは
決して遅れてはいけない。全員が意識するとすばらしい音に変わった。

ブラームスの4楽章は、同じように並んでいる音をどのように弾きわけるか
が問題だ。冒頭のブラスの旋律も、5,6小節目に重みがある。これが延々と
変奏されるわけだが、弦のpizzもそれを引き継ぐ必要がある。
273小節から同じように楔のついた音が並んでいるが、重みがあるのは、
273小節の1拍目、275小節、277小節の1拍目、279小節、281小節の1拍目だ。
ここで、276小節の2拍目は280小節の2拍目は跳ね返りなので、
少し軽めになることに注意。

タンホイザーは、弦にとって難しい場所はいくつもある。
ごまかす方法はいろいろあるけれど、合宿でみっちり練習しよう
ということになった。