2000年9月23日
弦の分奏でR.シュトラウスのホルン協奏曲を練習した。
トレーナーは新井先生。

皆さん、先週河地先生に指摘されたことをすっかり
忘れている様子。4分音符も付点2分音符もダラダラと
伸ばしている。新井先生に同じ事を指摘されてしまった。

こういう所を毎回きちっと学習していけばこのオケは
もっとうまくなるのになあ。

それにしても新井先生のサウンドは美しい。
楽器もなかなか良く鳴るが、美しい原因はそれだけではなさそうだ。
我々が「短い音」を弾こうとすると、音が途切れがちだが
新井先生の音は実に丁寧に余韻が残っている。
また、我々が「フォルティッシモ」を弾こうとすると
べったりとした音になりがちだが、
新井先生の音は実にたっぷりとビブラートがかかっている。

また、弓の持ち方も、肘と手首が下がり気味になっていると指摘された。
なるほど、これではまるで古楽器でも弾いているようだ。
弓を根元まで使えず、途中でつっかえてしまう。
基本中の基本だが、皆さん、目の前の音符に一所懸命で
忘れることもあるんですよね。

オーケストラで弾いていると,どうしても音が埋もれる感じがして
無意識に乱暴な弾き方になりがちなのだが,
弦楽器は,特に練習の時は丁寧に弾かないと面白味が半減してしまうな
と実感した.