キャンドル豆知識
キャンドルは何からできているのですか?
現在市販されているキャンドルのほとんどは原油からとれるパラフィンワックスを主原料としています。このワックスは、アイスクリーム、ヨーグルト、牛乳などの紙パック類、キャンディ、菓子、パンなどの包装紙、化粧品などに広く利用されている安全な材料です。このパラフィンワックスにステアリン酸(型から抜き易くするため)、香料、染料、顔料などを配合してキャンドルが出来上がります。
キャンドルの燃える仕組みを教えて?
キャンドルに火をつけるとボーッと明るくなりますが、始めは芯そのものが燃えただけでキャンドルが燃えたわけではありません。次にすうっと炎が小さくなった後、すぐにボッと炎が大きくなります。これは炎の熱が芯を伝わり、キャンドル本体のロウが溶け、その溶けたロウが芯をのぼり(これを毛細管現象といいます)、高温の為ガス化して燃えたからです。つまり最後のボッで、はじめてキャンドルに火が点いたという訳です。ですからキャンドルに点火するときは、ロウを先に溶かし芯に伝わりやすくする為に芯の根元に火をつけるのが正解です。
キャンドルにはどういう効果がありますか?
キャンドルの炎には心と体を癒す様々な効果があります。それはマイナスイオン、ライトテラピーそしてアロマテラピーです。心身をリラックスさせるマイナスイオンを放出し、まるで森の中にいるような「森林浴効果」があります。
キャンドルのあかりは小川のせせらぎやそよ風など自然現象にみられる「1/f ゆらぎ」のリズムをもっています。これと人の鼓動も同じリズムを刻む事から心地よい快適さを感じることができます。
エッセンシャルオイル配合のキャンドルにはそれぞれの香りの効果が期待されます。気分に合わせて選んでください。
消したあとの臭いを抑える方法はありますか?
キャンドルの炎を消すと白い煙が出て臭いがします。これは、火によって気化して燃えたパラフィンの臭いです。これを防ぐには、ピンセットなどを用い、芯を溶けているロウの中に倒して消してください(倒したら、ロウが固まらないうちにすぐに起こしてください)。そうすることにより、芯がロウでコーティングされ、煙が出ず、再点火もしやすくなります。また、火消しキャップを使うと煙を立てずに火を消すことができます。
炎が途中で小さくなったのですが、どうしてですか?
ニスで仕上げてあるものや色付きのものは、ニスや顔料等が芯糸にからむ場合があるので、ロウの吸い上げが妨げられて炎が小さくなってしまいます。その場合は溶けた液体のロウだまりを2、3回捨てて芯糸を長くしてから再点火すると適正な炎の大きさに戻ります。
再点火する時に芯糸がロウで埋まってうまくつきません。どうしたらよいですか?
芯糸が5mmくらい出ていると再点火しやすいです。芯糸がロウに埋まってしまった時は、芯糸の周りのロウを削って芯糸を出すか、消火直後にたまっているロウの液だまりを捨てると再点火しやすくなります。なお、液体のロウを捨てる時は流しに捨てないでください。ロウが詰まります。
キャンドルは捨てる時、どうしたらよいでしょう?
キャンドルは可燃性です。生ゴミと一緒に捨ててください。ただし、アルミカップ入りのキャンドルゴミや座金は不燃物として捨ててください。
世界のキャンドル使用量は?
ヨーロッパでは花とキャンドルの使用量がその国の分化水準をあらわすバロメータだといわれています。いかに日常生活の中にキャンドルが溶け込んでいるかが分かります。ちなみに、各国の1年間に使用する1人当たりのキャンドルの量は、イタリアが約7kgで1位です。イタリアではカトリックの赤いキャンドルをたくさん使う為に特別に多いのだそうです。北欧ではその気候から暖かいキャンドルのあかりが欠かせないのでしょう。日本でもインテリアとしてキャンドルが使われ始め、キャンドルファンが増えている今、ヨーロッパ諸国に並ぶほどキャンドルが普及する日も近いかもしれませんね。
キャンドルは危なくないですか?
キャンドルの主原料であるパラフィンは、自然発火性がなく、引火点(約230℃)発火点(約400℃)と共に高温で、通常の状況では引火や発火の可能性は低い物質です。石油製品の中では最も安全で危険物指定外の「可燃性固体」に分類されています。また、アルコールランプのオイルがマッチを近づけると引火するのに対してリキッドキャンドルにマッチを落としてもマッチの火は燃え上がることなく消えてしまいます。ときどき、キャンドルは危なくないですか?という質問がありますが、正しく使えば、まったく危ない商品ではありません。
芯糸は何でできているのですか?
芯糸は最高級の綿糸を縒ったり、編んだりしたものです。芯糸の種類を変えることによって燃焼時間や炎の大きさを調節することができます。油煙を少なくしたり、綿糸が燃え尽きるのを防ぐため、防煙加工等の薬品処理を施してあるものが一般的です。また、品質の良いキャンドルは、芯糸の先がおじぎした形に曲がって燃焼します。薬品はそのための役割も担います。そのほか、芯を倒れにくくするために極細い金属を綿糸に編みこんだものや紙でできたものもあります。
ロウが服についてしまったら、どうすればよいですか?
まずロウがついてしまったらすぐに衣服の上下をティッシュではさみ、その上からアイロンをかけて下さい。そうするとロウが溶けてティッシュにしみ込むのでロウがとれます。しかし、キャンドルの色や衣服の繊維によってはアイロンではきれいにとれない場合があります。大抵はクリーニングにだすととってもらえますので自分では難しいと思ったらクリーニング屋さんに相談して下さい。また、キャンドル使用後はそのまま数分待つとロウが固まるので、それから動かせば、衣服や燭台等を汚す心配はありません。
フェアリーサークルでは何故キャンドルを扱っているのですか?
2001年5月、フェアリーサークルを始めるためにマツドアケミさんの主宰する「Zakka+」に通って雑貨の勉強をしていた時、カメヤマキャンドルのカリスママネージャーK氏の講義を受けました。その時の完璧な話術と実際にキャンドルを教室のテーブルで灯した時の感激で一気にキャンドルの魅力に魅せられてしまい、お店をやるときは絶対にキャンドルを扱って、この感動をたくさんの人達と分け合いたいと思いました。
終わり
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