南島 2

 

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Queenstown - Te Anau

Wanaka - Franz Josef Glacier

Te Anau - Milford Sound

Franz Josef Glacier - Arthur's Pass

Te Anau - Wanaka

Arthur's Pass - Christchurch

Wanaka

Christchurch

  旅の情報 - 食べ物・レストラン   旅の情報 - 宿泊施設・移動手段

Queenstown-Te Anau (10月16日、走行距離:187Km, 通算3702Km)
曇り後雨のち晴れと変化に富んだ天候。部屋の窓から朝靄に煙るワカティブ湖、正面の岩山の山肌に沿って立ち上る雲、深い木々の緑が相まって絵はがきの様に美しく、静かな朝だった。

当初、予約したときは Twin Bedded Room であったが案内されたのが Double Bed Room。 Chris は後で気付き、部屋を変更しますと謝ったが、窓からの景色が良いので、
「この Window's Picture は最高。部屋の料金が同じなら、この部屋にしたい」、「OK」でこの部屋になった。

Twin Bedded Room の窓は小さく外の景色が良く見えなかった。今回、何度か宿泊先で気に入った部屋に変更してもらった。これも宿泊客の少ないシーズンオフ旅行のメリットか。
Queenstown を出て見慣れた牧草地帯を過ぎ、6号線から Te Anau に向かう24号線に入る。Te Anau には昼に着いた。天候は回復し、日差しが眩しい。
町は小さく100メートルほどの目抜き通りに商店、銀行、スーパーマーケット、レストランなどがあり、周辺はモーテル街になっている。


町の前に大きく広がる Te Anau 湖はニュージーランドで2番目に大きい。この町は何と言っても Milford Sound の玄関口で多彩なフィヨルド・ツアーがここから出発している。今夜の宿は湖から少し離れたモーテル。一階の部屋は広く、使いやすい。部屋から良く手入れされた芝庭に出ることが出来、開放感がある。恒例となったモーテルでの衣類の洗濯を終えてから、町にでる。夕食はイタリア料理店、トスカーナで白ワイン、Sauvignon Blanc とピザ、スパゲッティーを注文。味は良く、一品の量が多いので二人で分けて食べた。

Te Anau - Milford Sound (10月17日、走行距離:239Km, 通算3941Km)
生憎天候が悪く時折強い雨が降る。94号線を Milford Sound に向け走る。Te Anau 湖を左に見て走るとやがて暗い森になる。途中ミラー・レイクに立ち寄る。小さな湖に立て札があり湖面には逆さの文字が書いてある。湖面が綺麗な時はこの文字が正しく見えるとのウィットでしょう。

岩のゴロゴロとした平原に出てしばらく走ると、正面にトンネルがある。トンネル付近の山岳部はみぞれ混じりの雨だった。木々の芽はまだ固く、下草もまだ茶色が目立つ。本格的な春になるにはまだもう少し時間がかかりそう。

急勾配のトンネルを下ると日光イロハ坂の様につづら折りの急勾配で、連続したヘアーピンカーブ二車線の道。注意しながら下って行く。下りた所が Milford Sound のレストハウスで、ここからフェリー乗り場まで無料のバスが往復している。

Milford Sound には2社の観光フェリーが運行している。我々は昼食付き、2時間半の Fiord Travel の Milford Mariner Day Cruise に参加した。

Mariner 号は3本マストの一番大きな船で船内はゆったりしている。雨に煙る Milford Sound はノルウエーに比較すると小規模ながら急峻な岩山が両岸に迫る。

                  
           
           
           
          フィヨルドのあちらこちらで雨水が幾筋もの滝となり岸壁を落下する。
船は滝の落下地点までぎりぎりに接近する。客は滝のしぶきを受けて歓声を上げる。
水面近くの岩にはニュージーランド・アシカか岩山の上で何頭も横たわっている。我々の接近にも全く動ぜず、悠然と寝ころんでいる。ニュージーランドの動物はどこでも人間を恐れず、人懐っこい。


船はやがて外海のタスマン海に出る。突然、風が強くなり、波のうねりも大きくなり、船は大きく揺れ、手すりに捕まっていないと振り落とされる。他の観光船も同様の観光ルートを取っているが、この大きなうねりで、船は木の葉の様に揺れていた。

ノルウエーのフィヨルドをクルーズした時は快晴で氷河に削られた大きな谷を形成するフィヨルドに感激したが、今回は雨に煙る Milford Sound をクルーズしたことは別な趣があり、あっという間の2時間半であった。

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Te Anau-Wanaka (10月18日、走行距離;311Km, 通算4252km)
今まで連日、目覚まし時計頼りの早朝出発であったが、今朝は時間を気にせずゆっくり起床。
Wanaka までもと来た道を戻る。昼頃、再度 Queenstown に入る。今日は風が強いが晴れで町が明るく綺麗。湖畔前にある日本食レストラン「蓮花」で寿司とうどんを食べる。

店員の若い日本人女性は一年のビザで働きながら旅行をしている。Christchurch で働き、お金が貯まったので旅行しながら、Queenstown に来て働き、資金ができたらまた旅に出るとか。

Queenstown から Wanaka には6号線を行く。鋭い山々の頂きを眺めながら、牛、羊、鹿等を放牧している草原の中を一本真っ直ぐな道を100Kmでひた走る。後続の車は我々をドンドン追い越して、直ぐに見えなくなる。

3時過ぎに Wanaka に入る。町は思ったほど大きくはなく湖畔に沿って走る国道の片側に商店街、レストラン等が建ち並び、町を一歩出るともう誰もいない草原が続く。今夜の宿は B&B 。町はずれの住宅街にある。周囲はこんもりとした森でその中に古い石造りの英国調マナーハウスである。

オーナー夫人のリンダさんに迎えられ、二階のベランダのある広い部屋に案内される。このマナーハウスは4つの客室と大きな暖炉のあるリビング・ルームとダイニングがある一軒家でオーナーは別の舘に住んでいる。今日の宿泊客は我々のみで、このマナーハウスを自由に使ってよいとのことであったが、夕方、アメリカの老夫妻が宿泊することになった。


夕食は Wanaka にある唯一の和食レストラン「ささの木」。経営者は日本人で寿司を注文したら、日本人に合わないから勧められないとのことでカレーうどんを食べた。正直で面白い主人だ。

Wanaka (10月19日、走行距離:101Km, 通算4353Km)
晴れ。長旅の疲れを取るために今日一日 Wanaka でのんびりする事にした。

 

 

 

 

朝食はオーナーのGeorge 手作りの Full English Breakfast スタイルで、同宿のアメリカ人夫妻と食事を共にした。

夫妻はボストンに住み、結婚45周年を記念してニュージーランドをレンタカーで我々と同じように旅行している。夫人は風邪を引き、朝医者に行くらしい。昼にレストランで夫人から挨拶され、元気そうなので安心した。
旅先で病気にならない様に我々も注意しないと。

オーナーの George は気さくな人で元カンサス航空でパーサーをしていて成田や東京はよく知っているとか。宿の庭に案内された。丁度藤の花が満開で花の香りがあたり一面に漂っている。

George と写真をとる。彼は元アメリカ大統領のクリントンによく似ていた。

町のすぐ近くの Wanaka ゴルフ場に行ってみた。ここのクラブハウスも簡素。コースは良く手入れされ、やや起伏があり、むずかしそう。

平日の為か、高齢の男女がゴルフを楽しんでいる。面白いものを見つけた。バイクの後ろを改造してゴルフバッグが運べる様にしたバイクだ。このバイクを使ってプレーしている老人に会った。

話しを聞いてみると、ここではゴルフ場の手押しカートの他に、自前の改造バイクをプレー中の移動に使用し、家からの往復にも使用ているとのこと。
「はじめて見た」
「ここではみんな使っているよ」
「どこから?」
「日本?」
「このバイクはヤマハだよ」
「10年も使っているけど故障無しだよ」
「日本製はいいね」と愛想がいい。彼は80才に近いのだろうか、週5日プレーをしているらしい。さすがにショットはしっかりしていた。
「Good Shot !」
「Thank you !」
「Have a nice trip !」
「Thank you」彼は素晴らしいティーショットをして、バイクに乗ってコースに出ていった。

夕食はチャイニーズ・レストラン、同福。店は小さく、掃除が行き届かずあまり綺麗ではない。ワイン、スープ、海鮮野菜炒め、焼きそばなどを注文した。味は良い。器を見たら「景徳鎮」と書いてあるので「景徳鎮地方の料理ですか?」と聞いたら「特定の地方の料理ではない」と言う。
そして中国はおばあさんの時代で彼女は中国を知らないと言う。
ちなみに「景徳鎮」を Ken Taku Chan と中国読みすると教えてくれた。

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Wanaka - Franz Josef Glacier
(10月20日、走行距離:301Km, 通算4654Km)
今日はいよいよ西海岸に出てタスマン海に沿って北上する。 Wanaka から6号線を Haewa 湖、Wanaka 湖をみながら進むとやがて森林地帯になり Wanaka 湖に注ぐ Makaraora 川に沿って坂道を上ると Hasst 峠で、ここから川は反対に西海岸に向かって流れている。国道は深い谷の底を走る様になり、途中幾つもの滝がかかっている。

国道はやがて平野部に入る。ここは Hasst 村。白い波頭を上げ、青く澄んだタスマン海が見える。広い草原に一軒ポツンとインフォーメーション・センターがある。昼になったけれど食事をする所がない。仕方がないので道路脇に車を止め、放牧している鹿を眺めながら、買い置きの果物を食べた。

西海岸は本当に人が少なく、集落も疎らで、ドライブインらしきものがない。一軒あったがシーズン・オフの為か閉まっていた。国道は亜熱帯の様なシダ類が生い茂る手つかずの森の中を走る。一般の車も観光バスもほとんど見掛けない。

2時前に Fox Glacier に着いた。案内板に従い国道を右折し谷間に入って行く。ところが一転にわかに曇り、土砂降りの雨になった。氷河見物入り口の駐車場についた頃は更に雨が激しくなり、しばらく車の中で小降りになるのを待った。

一部の観光客は諦めて引き返している。小降りになったのでウインドブレーカーを着て、傘を差して出発。案内版は往復5分と書いてあったが、実際は岩のごつごつした歩きにくい山道を20分以上も歩かされた。この原因は氷河が後退したためだろう。

雨の中をふーふーいいながら20分歩いた甲斐があった。小山を登り切るとそこには雨に煙った巨大な氷河があった。蒼白く輝く氷河に何とも言えない偉大な自然の力を感じた。

Franz Josef Glacier の町までは5Km足らず。この町は国道に沿って商店が建ち並び、周辺部にモーテルなどの宿泊施設がある。宿に着いた頃には天候も回復してと言うよりは Fox 氷河付近のみ雨が降っていたのではないだろうか。

宿のモーテルは平屋造りで部屋の入り口に車を横付け出来て荷物運びが楽だった。部屋はこざっぱりと綺麗で、2ベッドルーム、ダイニングルーム、キッチン付きと広く快適。いつものように衣類を洗濯し、村のレストラン、でスモークサーモン、パスタ、ワインで夕食。味、雰囲気ともに申し分ない。夜の8時頃はまだ明るく、冠雪した岩山の鋭い稜線は夕日に映え茜色に輝いていた。

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Franz Josef Glacier-Arthur's Pass (10月21日、走行距離:248Km, 通算4902Km)
昨晩の激しい雨は明け方に止み、今朝は晴れ。
朝から遊覧飛行用のヘリコプターが飛び、そのエンジン音が町全体に響き渡っている。昨日割愛した Franz Josef Glacier の見物に行く。この氷河は駐車場から山を少し登った所で見られる。双頭の岩山の谷間から流れ出る巨大な氷河は日に映え一層白く、そして青く輝いていた。

Franz Josef から6号線を更に北上。このあたりも山が海岸線まで迫り、手つかずの原始の森が続いていた。昼近くこのあたりでは珍しい大きな町、Hokitikaに入る。

昼食をとり更に北上する。国道は鉄道線路と平行に走っていたが、Hokitika から5Km程のところで線路が道路上を走り、線路と道路が一緒の橋に来た。日本の様に交通量の多い所では考えられない。

Greymouth 手前の Kumara Junction で右折して73号線に入り、今回の旅行で最大の難所と言われる Arthur's Pass 越えになる。広い走りやすい国道は平野部からやがて山道にさしかかる。道は曲がりくねり、じりじりと上って行く。所々で新たに橋が架かり、カーブも緩やかだ。心配していた危険な個所が無く、あっけなくアーサーズ峠を越え、Arthur's Pass の町に入った。

町は谷間の国道に沿って数軒の商店、宿泊施設がある。今夜の宿は B&B。山荘風のしっかりした建物で一階はレストラン、2階がB&Bになっている。部屋は少し狭いが広いバス・トイレ付きのデラックスタイプ。町に出る。

町はずれに Christchurch と Greymouth 間を結ぶ鉄道の Arthur's Pass 駅がある。この路線は観光ルートとして人気があり一日一往復のトランツ・アルパイン号が走る。駅に何人かの人がいる。時刻表を見るとこれから Greymouth から Christchurch 行きの列車が来る。
列車が来た。乗客はかなり乗っている。Arthur's Pass 駅で停車。数分の停車時間を利用して乗客は駅に降り、写真を撮ったりして、一時を過ごし、また列車に乗り込み、Christchurch に向けて出発。我々はこの列車を見送った。つかの間の賑わいで、またもとの山間の静けさに戻った。

 

今夜は今回のドライブ旅行の最後の夜になるので宿のレストランでちょっと贅沢な夕食をする。予約しておいた窓側の席に着き、ワインで乾杯しステーキを注文した。ステーキは柔らかく美味しかった。

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Arthur's Pass - Christchurch (10月22日、走行距離:169Km, 通算5071Km)
Arthur's Pass の朝は快晴。コンチネンタル・スタイルの朝食を取る。昨夜の宿泊客は少なく、食堂は閑散としている。
山の稜線には雲一つなく綺麗に見えたので、再度 Arthur's Pass に行こうとしたら見る見るうちに稜線に雲が懸かり、瞬く間に稜線が見えなくなった。そこでこのまま Christchurch に向かう事にした。山の天気は変わりやすい。

荒々しい岩山と枯れた草原を過ぎ、山坂を幾つも越え、少しずつ下って行く。 Christchurch に至るカンタベリー平野はどこまでも広く、山間部は岩が累々と横たわる乾燥荒野地帯で、下の方は牧場と葡萄園の多い肥沃な緑地帯となる。緑地帯に出ると気温も上昇し、天候も回復し快適なドライブになった。

昼頃、Christchurch の街に入った。空港近くにある Antarctic  Centre (国際南極センター)を昼食を兼ね見学。今夜の宿、YMCA に隣接する Hagley Park に行く。公園は大変広く、日比谷公園の16倍もあるとか。多くの人が公園内を散歩したり、ジョッギングをしている。とても都心部にある公園とは思えない程、環境の良い、綺麗な公園である。

園内にはゴルフ場があるので立ち寄る。キャディマスターに、明日ゴルフをしたいが出来るかと訪ねるとビジター大歓迎。予約も何も要らない。到着順でスタート。クラブ、カートはレンタルでここにある好きなのを使って良いとのこと。ただ午前中はレディース・タイムで女性専用だが奥さんとプレーなら問題がない。明日待っていると歓迎される。

車を返却する Budget のオフィスも公園の近くなので返却したかったが今日は、レーバーデーで休日。返却が出来ないので、YMCA の駐車場に止めておく。YMCA は街の中心部、大聖堂にも歩いて行ける便利な所にある。部屋は Hagley 公園、Botanic Garden(植物園)に面し、眺めが良い。部屋は簡素であるが、綺麗。

夕食はYMCAの食堂で取ることにした。料金は10$(500\)なのであまり期待していなかったが、量が多く、デザートまで手が出なかった。ただ学生食堂の様で実質的だが、アルコールが飲めない。さすがに若い人達が多い。老夫妻は2-3組で、中年組は見掛けない。

Christchurch (10月23日 - 26日)
昨夜はかなり激しい雨だった。今朝は快晴。涼しいさわやかな朝で部屋から見える植物園の木々の緑と綺麗に咲きそろう花は一段とあでやかになった。朝食は部屋で恒例となった果物とコーヒーで済ませた後、Budgetオフィスに行き車を返却した。10時半、Hagley 公園内の Hagley  Golf Club に行き、ハーフセットのクラブと手押しのカートを借りて、即スタート。

コースは18ホールからなり、英国風に一部インとアウトで同一のグリーンを共用し、時計と反対方向に各ホールを進む。フェアウエーはフラットで池は無い。ラフの芝は刈り込んでそのまま残してあるので打ちにくいハザードになっている。9ホール回ったところでクラブハウスで一服。

やはりクラブハウスは中高年の女性ばかりで我々が入っていくと、女性プレーヤーから機嫌良く挨拶された。残り9ホールもさわやかな天気。かみさんは10何年ぶりのゴルフにしてはナイス・ショットの連発で、ご機嫌だった。プレーフィーは二人で49$(2,500\)ほど。



夜は市内の「凛」で新鮮な海の幸を食べた。もちろんワインも注文。凛は日本のガイドブックには無く、ニュージーランドのガイドブックで紹介されている。理由は日本のガイドブックに載せるためには高い広告料を払わねばならないので広告を出していないとのこと。従って、日本のガイド・ブックには本当に美味い店が載っていないことが多いではないだろうか。

Christchurch
昨夜も雨であったが朝になって上がった。大きな虹が空に架かっていたが、次第に曇り、風が強く、寒くなった。YMCAで朝食7$(350\)を取り、Christchuch 名物 Tram(市内観光路面電車)の一日乗車券(10$)を求め市内観光をする。トラムは25分程で市内を一周する。

 


YMCA 近くのカンタベリー博物館を見学してから、隣の植物園に行く。エイボン川でニュージーランド名物、パンティング(漕ぎ舟)で船遊びを楽しむ人達をみた。

当方は園内にあるレストランで昼食として「 Soup of the Day 」をとる。この「 Soup of the Day 」は英国旅行時に知ったもので、昼にパンと塩味の効いたスープはカロリー制限をしている我々に取っては持ってこいの食べ物で、寒いときは体が芯から温まる。第一、安くて美味しい。以来、ニュージーランドでもちょくちょくこのスープのお世話になった。

午後はトラムの一日券を利用し、続きの市内見学をしてから、徒歩で町はずれのニュージーランド航空のオフィスに行き、帰り便の確認を済ませ、隣にあるショッピングセンター New World で果物、ワインなどを買い込んだ。市内の売店で売っている果物より新鮮で安い。今夜は YMCA の食堂で夕食を取った。

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Christchurch
今日は町の周辺部に点在する観光地を訪ねるために大聖堂前出発のシティー・サーキット・バスを利用することした。バスは小型のマイクロバスで、客は我々と子供連れの母親の4人だけ。運行ルートは決まっているが、客が少ない為、こちらの望み通りの運行するという。午前中は美しい庭園に囲まれた19世紀の瀟洒な邸宅、モナ・ヴェイルで邸内を散歩し、お茶を飲み静かな一時を過ごした。

午後は我々二人だけが客になり文字通り貸し切り。ドライバーの薦めで郊外にあり、市内を一望出来るゴンドラに乗る。ドライバーを待たせて山頂から市内を見渡す。天候があまり良くなく展望はもう一つ。それから、ニュージーランド版明治村のようなフェリーミード・ヒストリック・パークに行く。シーズン・オフのためか園内は閑散として入園者は少なく、見学中の小学生達に昔の電話局の説明をするので一緒に聞いて欲しいと係員に言われ、子供達と一緒に説明を聴く。園内の内容は期待した程でなく、早々に引き上げた。

ドライバーは「さーこれからどこに行く?」と聞くので、
「カセードラルに戻ろう」
「OK. 貴方は金持ちだね」
「?」
やがてドライバーはカジノの前に行き
「さーどうぞ」と言う。
「? カジノじゃない。 Cathedral !」 
「Oh. じゃ帰るの?」
「そう」ドライバーは完全に勘違い。
こちらの発音が悪かったのだろう。旅人が一度は訪れる大聖堂前に無事戻った。

長かった旅もいよいよ残り少なくなってきた。今夜は本格的イタリア料理を楽しむことにした。
レストランは Padazzo で店内は高級感に溢れている。少しだけドレスアップしてきて良かった。白ワインはお馴染みになった Sauvgnon Blanc が料理とマッチして美味しい。料理は綺麗に盛りつけし、量も手頃で雰囲気と料理を充分堪能した。

Christchurch
今日は Christchurch いや New Zealand 旅行の最終日になる。明日は日本に帰らなければならない。再び Hagley Golf Club で Christchurch 最後のプレーを楽しんだ。

夕食はアートセンター内にあるレストランでと中に入ると満員、席も予約で一杯。仕方が無くエイボン川沿いにあり、パリのレストランの様に赤いテントが道路に張り出したレストランに入る。ここも満員状態であったが、運良く2人の席があり、ここに決めた。

ニュージーランドに来てこの様に混んだレストランは初めて。いつも閑散としているのに。そうか ! 今日は金曜日でしかも月末、給料日後なのだ。


帰国 (10月27日)
7時10分の出発便に乗り遅れたら大変と4時半に予約したタクシーに乗り、まだ真っ暗な早朝の町中を走る。20分程で空港に到着。チェックイン後、空港税を銀行のカウンターで支払い、出発まで空港ロビーのバーで軽食をとる。Christchurch から Auckland に行き、ここで成田行きに乗り換える。座席は事前に予約したとおり左側後部の2人掛け座席でゆったり。

途中、乱気流に巻き込まれ機体は激しく揺れた。その後は揺れがなく、日に照らされ光り輝く太平洋の海原を眺め、赤道付近では虹色に輝く丸い珊瑚礁が見られるおまけ付き。定刻の日本時間16時25分に無事成田に到着した。Aucklandでの乗り換え時間を含め約13時間のフライトであった。
                    

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旅の情報 - 食べ物・レストラン
・食べ物はなんでもある。ニュージーランド産海産物、野菜、果物、酪農製品、ビール、ワイン   等は一般的に安い。日本の半分以下のようだ。日本製食品もあるが概して高い。旅行中の食料
はニュージーランド産にして、自炊すれば食費は大幅に削減出来る。

・レストランは日本、イタリア、中国、韓国、タイ料理を扱う所が目立つ。フランス、ドイツ料理店が目立たない。もちろんニュージーランドの郷土料理店は多い。当然の事かも知れないが、地方に行くほど、価格が安くなり、一品の料理の量が多くなる。

・ニュージーランド産ビール、ワインが美味い。我々は、ビールはスタインラガー、ワインはソーヴィニヨン・ブランとシャルドネがフルーティで美味しかった。しかもレストランでこれらワインをボトルで注文しても高くは無く、安心して飲めた。

・ヨーロッパのレストランでは「水」は有料で注文しなければ出なかったが、ニュージーランドでは日本のように「水」はサービスで自由に飲める。ただ、中国料理店のお茶は有料でした。


旅の情報 - 宿泊施設・移動手段

ニュージーランドはインターネットの普及率が高い。宿泊施設、レンタカー、フェリー、
航空券、等々多くの情報がインターネットで検索が出来、問い合わせ、予約などが簡単に出来る。
ニュージーランド政府観光局(浜松町)で希望者に無料で配布される「Where To Stay Guide」や 「What To See & Do Guide 」の本を多いに活用した。


宿泊施設
ニュージーランドの宿泊施設はホテル、モーテル、B&B等々選択の自由度が大きい。旅行の形態により選択が可能。我々は主として現地の人達との交流のためにB&Bと、快適な広い部屋でのんびり休養と洗濯用にモーテルを利用した。

ホテルは文字通りピンからキリまである。しかし、モーテル、B&Bに比べ個人が利用しうる施設内容から判断すると割高と感じた。
 
モーテルはその施設の内容を星の数で区分され、五つ星が最高。4−5つ星のモーテルに宿泊した。部屋はどこも広く、明るく、清潔。しかも安い。部屋代は5000円から10,000円。自炊ができ、洗濯が思い切って出来るので、長旅には貴重な宿泊施設だ。

B&Bは民宿なので宿泊先のオーナーとの関わり合いが多くなる。食事も団らんも、オーナーと一緒。地元の人達との共同生活のようになる。個人の家なので、部屋やトイレ、風呂場など統一下した区分が無く、まちまち。宿泊代の高いところは朝食の内容も良く、設備も良い。しかし、ヨーロッパに比べると半値だ。一泊の部屋代が5000円から8000円。二人で泊まるので一人あたりの宿泊代はその半分。

移動手段
公共の交通手段は列車とバス。列車は一日一本程度の運行で不便。バスはほとんどの観光地を網羅した路線を組んでいるが、本数が少なく、行動範囲が限られる。レンタカーは日本で事前に予約が出来、右ハンドル、左側通行、日本車と日本人にとり、打ってつけの条件でお勧め。
                                                
                                                             

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