C. SXR 無線メモ帳
2. IC-746 液晶バックライト修理
当局のメインリグは IC-746。 去年の夏に液晶ディスプレーのバックライトが点灯しない状態になった。 1ヶ月ほど点灯したりしなかったりを繰り返した後、まったく点灯しなくなってしまった。
修理のやり方は、日本とアメリカのネットに出ていた。 てっきり冷陰極蛍光管というやつを取り替えると思っていたが、そうではなく、それに電圧をかけるトランジスタがいかれているのだとか。 かなり手ごわそうだったが、まねをしてやってみた。
1.

まず天板と前面をはずすと、写真のよう。
こういうのを見ると、修理失敗が頭をよぎる。
2.

前面パネル裏の基板がこの写真。
この基板の裏側に、問題のインバータ回路がシールド用金属箱の中にある。
3.
問題のトランジスタは、電源用というが、びっくりするほど小さい、幅 5mm ほど。 当局のものは半田ごてをあてるとすぐ外れてしまった。 熱で基板からはがれてしまっていたのかも。
元のトランジスタは、基板にじか付けだったが、代替品は図体が大きく、冷却効果を考えるとおのずと金属箱の壁面に取り付けることになる。
したがって、金属箱の壁面に 3 mm の穴を開ける作業が必要となる。 代わりのトランジスタに放熱用シリコングリスを塗りその壁にねじ止めして終わり。
4.

めでたし、めでたし。
費用:
トランジスタ 東芝 2SB1015A-Y: 105 円
フェライトコア FT-23-43: 53 円 x 2 = 106 円
合計 211 円