2005年5月
5月4日の反日は?(2004年5月5日)
どうやら中国では反日運動が厳しく規制されたためにデモも暴動も起きなかったらしい。
中国で生活する日本人にとってはまずは一安心といったところでしょう。しかし、今回のことで以前の反日デモは如何に中国政府が容認していたかが露見してしまったともいえますね。はっきり言って・・・
「んだよ、やりゃ〜できるんじゃないかよ!一々日本のせいにするんじゃね〜よ〜!!」
と思った人は僕だけではないはず・・・。まぁ、中国相手の仕事をする末端にいる私にとって当然ながら中国の安定は必要不可欠な要素であるから歓迎といえば歓迎ですけどね・・・。ただ安くて当然の中国製品も原価が上がり始めているし、人民元の切り上げ若しくは変動性への移行も迫ってきているようです。おまけに今回の反日運動の取締りでは一部政府当局による流血事件もあったとか言う話しもちらほら出ています・・・。
というわけで転職も視野に入れておこうと考える連休でした。
久しぶりに中国人に対しムカつきました(2005年5月8日)
仕事でのことです・・・
先月に商品の搬入確認のため中国工場の担当「林氏」(はやし氏ではなくリン氏)へ連絡し、商品の生産を確認。結果4月末から5月頭のうちに何とかなるというような話を受け取っていた私は商談先にその旨を伝えていました。昨日、商品の納入に関連することから再び中国へ連絡を取り、件の商品について聞きただすと・・・
林「その商品生産は5月半ば位からになります」
という返答が!
嘉飛「ちょっとまって、話では4月末から5月頭までに生産できるって言ったじゃない?」
林「無理ですよ、品物がないのですから。」
嘉飛「何とかしてくださいよ。先方にはもう伝えてあるのですから!」
林「・・・とりあえず調べて後、連絡を入れます」
私は驚いたもののとりあえず、上司と社長へ報告!結果、社長が自ら問いただすことに!思い立ったら即行動のわが社の社長は中国工場の担当者林氏に電話連絡をいれたのです。・・・20秒後、社長から私に下された言葉はなんと・・・
社長「林さんはそんな約束していない、と言ってます。この件に関して不快感を表していますよ!」
嘉飛「( ゚д゚)えええ?!向こうが期日を言って来たからこちらはそのように対応したのに・・・」
さっきまでこの件で私と話し合っておきながら、相手が社長に代わると途端に手のひら返して「そんな約束していない」ときたもんだ!
メール等会話の記録が残るものを使用しなかったために私にも過失が被せられた話です。
その30分後・・・
上司に商談で使う資料を提出したところ・・・
上司「この商品はこのロット数で対応できるのか?」
嘉飛「中国の工場にも確認済みで、工場から提出された見積もりで作られています」
上司「そうか、でもまぁさっきの件もあるからもう一度確認とって見るか!」
嘉飛「・・・(ちょっと疑われているようで嫌だったが)そうですね。念には念を・・・」
中国工場の王氏へ連絡
上司「おい!このロット数では対応できないって言ってるぞ!この十倍は無いと採算取れないってよ!」
嘉飛「はぁ?それはおかしいでしょ?こうして向こうが出した見積もりもあるんだし・・・」
上司が当初の予定のロット数をもう一度確認すると・・・
上司「王さんはそんな数字聞いたことないそうだ!!」
嘉飛「そんなバカな・・・」
上司「ロット数が確認できる証拠はないのか?」
十分後
メールでのやり取りがしっかりと残っていました。明らかに向こうに非があったわけです。
しかし・・・その商品の売込みができなくなってしまったので別の商品で代替することになりました。
ちなみにこの王氏は日本語ができて現地の副社長も勤める人物なんです。
要は私の上司であり過去日本に留学、就学していた人物であったので信用していたのですが、
まさかこういう形で裏切られるとは!
せめて同じ会社の人間くらいは裏切るなよ・・・
あらためて中国人との仕事のやり取りは何があってもおかしくないことを再認識したのでした。