スイス花の旅の終り

  

7月12日(火)〜13日 (56枚)

 

  

(EOS Kiss Digital使用)

  

  

最終回

  

7月12日(火)  サンモリッツからマイエンフェルトへ

 ハイジの郷、マインフェルトを訪れるのも今回が初めて。 あの牧歌的な雰囲気を想像しながら訪れた。 途中サンモリッツからマインフェルトに向う車窓も、険しい山やのどかで美しい山村が次々に目に飛び込んできて見飽きることが無い。

 やがて到着したマインフェルトは想像したより開けた山村であった。 ハイジの像のある公園に立ち寄った後、更に高い場所にある「ハイジの家」と称する資料館を訪れた。 辺りは広々とした山の斜面の草原に農家が点在するのどかな山村の風景。 その中を散策してみると、ここでも様々な草花に出会うことが出来た。

 この日は近くのバァド・ラガッツの町のホテルに宿泊。 ホテルの広くて美しい庭や温泉プールでのんびりと旅の疲れを癒した。

  

  

7月13日(水) バァド・ラガッツからチューリッヒ、そして帰国

 いよいよ旅の最終日、この朝バァド゙・ラガッツのホテルを後に途中山間の小国、リヒテンシュタインに立ち寄ってからチューリヒへと向った。 

 このバスの車窓も又、険しい山やのどかな緑の牧場、山間の小さな村の窓辺を花で飾った家々等、ほんとに見飽きることがない眺めであった。

  

 空港に行くまでの数時間はチューリッヒの街の観光。 石造りの古い建物が多い落ち着いた明るい街を楽しんだのだった。

  

 

  
     
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7月12日(火)  

  

サンモリッツからマイエンフェルトへの途上

早朝、サンモリッツのホテルを出発したバスは湖の辺を走り、峠を超えて一路マイエンフェルトへと向った。 右に左に刻々と変わる車窓の景色が素晴らしい。

  
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湖岸の風景

霧のユリア峠越え

ユリア峠の池

  
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リグスティクム・ムテッリナ

(アルパイン・ロヴェージ)

(セリ科)

 ユリア峠に咲いていたこの花、ニンジンのような葉が特徴的。 

峠の山に掛かる雲

刻一刻と変わる雲

   
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のどかな車窓風景

石橋見物

折りしも貨物列車がやって来た!

  
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フジバカマに似た花

(キク科 フジバカマ属)

 峡谷の崖の縁にフジバカマに似たこの花が咲いていた。 これは葉の付き方が幾分違うが違和感は無い。

カンパヌラ・バルバタ

(ミヤマツリガネソウ)

(キキョウ科 ホタルブクロ属)

直ぐ近くにこの花も咲いていた。 これは山の上のより背が高いようだ。

    

ハイジの郷、マイエンフェルト

昼近く、バスは幾分開けた山村のマイエンフェルトに入った。 家の軒をかすめるように狭い村道をすり抜けて登るうちに、村外れの小高い位置にある公園にバスは到着。 そこはハイジの像のある水のみ場があった。

「ハイジの家」を目指してバスで更に登った。 バスが到着したところにあるレストランで昼食後、しばし小径を歩いて「ハイジの家」に向った。 そこは資料館になっていた。 昔の農家の生活を偲ぶ古民具を見物した後、 農家が点在する明るい斜面の小径を歩く。 ここでも沢山の珍しい高山植物が目を楽しませてくれたのだった。 

     
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ハイジの像

 マイエンフェルトに着いて先ずやって来たのがここ、ハイジの像。 ここで記念写真を撮ってから更に高い位置にあるハイジの家に向った。

花が咲き乱れる草原

辺りはのどかな山村風景が広がり、そこかしこに草花が咲き乱れていた。

ハイジの家

ここは昔の生活を伝える資料館になっていた。

   
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附近の農家

 窓辺を花で飾った典型的なスイスの農家だ。 家の前は家庭菜園になっていて、季節の野菜が植えられていた。

ハイジだ!

ピクニックの人々

近隣の人達だろうか、家族連れでピクニックを楽しんでいる様子だ。

     
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辺りの散策

赤花のゲンノショウコだ!

(フウロソウ科 フウロソウ属)

でもよく見ると葉の形が日本の物とは多少異なるようだ。 

タイトゴメに似た花

(ベンケイソウ科 キリンソウ属)

xxマンネングサかと思ったが、葉が固まって付いてるのは日本の海岸に生えるタイトゴメにそっくりだった。

     
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ハイジの郷の風景 その1

ハイジの郷の風景 その2

ハイジの郷の風景 その3

     
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名も知れぬ花 その11

(キキョウの一種)

ちょっとこれまで見たのとは花の形や葉の形が違うように思ふ。

名も知れぬ花 その12

(ユリ科 アマドコロ属)

アマドコロやナルコユリ似た植物を見つけた。 葉や実の付き方がよく似ている。

アキノス・アルピヌス

(シソ科 アキノス属)

この花に又出会った。 大型のヒメオドリコソウって感じだ。

     
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名も知れぬ花 その13

(マメ科)

 次々と変わった花に出会うものだ。 この花もマメ科には違いないが名が分からない。

プルネラ・グランディフロラ

(シソ科 ウツボグサ属)

ウツボグサも違和感が全く無い。日本で見るのとちっとも変わらないからだろう。

名も知れぬ花 その14

(ユリ科 ツルボ属?)

ツルボに似てるなあと思ふのだがどうだろう。

     
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スカビオサ・ルキダ

(マツムシソウ科 マツムシソウ属)

マツミシソウは日本で見るのと変わらない。出会うたびに嬉しくなる。

名も知れぬ花 その15

(バラ科 キンミズヒキ属?)

キンミズヒキが咲いてる!と思わず近寄ってみたが、葉が幾分違うような気がしている。

オノブリキス・ビキフォリア

(マメ科 オノブリキス属)

一瞬、コマツナギかと思った。 よく似ているが、葉や花の感じがちょっと違う。

     
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メリロトゥス・オフィキナリス

(シナガワハギ)

(マメ科 シナガワハギ属)

ヘラクレウム・スフォンディリウム

(セリ科 ハナウド属)

この種の花は線香花火のようでなかなか綺麗で好きである。

     

バァド・ラガッツのホテルの庭の散策

午後早い内にバァド・ラガッツのホテルに着いた。 ここが今回の旅の最後のホテル。 広くて手入れの行き届いた美しい庭や温泉付きのプール等で旅の疲れを癒すことが出来たのだった。
    
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ホテル前の協会

ホテルの庭

白い花の咲く樹

この樹、どこか雰囲気が桐の樹に似ていると思った。

     
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桐に似た花

色は違うがどこか桐の花に感じが似ていた。

ウツギの花

僅かに咲き残っていた八重のウツギ、日本の公園で見るものと変わらない。

           
            

7月13日(水)

バァド・ラガッツからチューリッヒへ

ホテルを出て間もなく、山間の小国、リヒシュテンシュタインに立ち寄った。未だオープンの準備が終ったばかりの土産物屋が並ぶ早朝の通りには観光客の姿もまばら。 山上にある工事中の王宮をチラット見上げただけでそこを後にした。

チューリッヒまでの車窓も綺麗だった。 いつしか心地良いバスの振動が眠気を誘い、ふと気が付くとバスは既にチューリッヒ湖岸を走っていた。

        
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リヒテンシュタインの街に到着

王宮下の土産物屋街

工事中の王宮を見上げる

     
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車窓の景色 その1

車窓の景色 その2

いつの間にかチューリッヒ湖岸へ

    
    
チューリッヒ観光

やがてチューリッヒの街に到着した。 ここで帰りの飛行機に乗るまで観光や散策で過ごすことになった。 前回はジュネーブが旅の最後だったのでこの街を見るのは今回が初めてだ。

リマト川のほとりから街の繁華街に向けて如何にもヨーロッパ風の街並みをきょろきょろしながら見て回る。

その後、スーパーマーケットでサンドイッチを買ってチューリッヒ湖畔に向かい、湖畔のベンチで最後の昼食を楽しんだのだった。

   
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聖母聖堂

 12世紀から15世紀にかけて建てられたというゴシック洋式の建物。

聖堂の内部

シャガールのステンドグラス

この聖堂のステンドグラスはシャガールの1970年の作だそうである。

  
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狭い路地のオープンテラス

スイス最大の大聖堂

リマト川の河畔のこの二本の塔を持つロマネスク様式の教会は、11世紀から12世紀始めにかけて建てられたものだという。

リマト川

   
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リマト川河口の風景

チューリッヒ湖岸

チューリッヒ湖

   
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湖岸で憩う人々

火鉢のお化けのような噴水

最初何だか分からなかったが、よく見ると表面に小さなしわがあってしかも濡れているようみ見える。 そこでよく見たら大きな鉢の縁から水が表面を伝わって流れているのだった。

   
 

自然紀行

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