奥鬼怒と奥日光の初夏

  

6月5日(木)  (18枚)

 

6月5日(木)、初夏の花咲く奥鬼怒の山間を抜けて奥日光へと向かいました。 藤原町から栗山村に入り、谷が開けて八汐湖の雄大な眺めが目に飛び込んでくると何か別世界に来たような気分になってしまいます。 緑滴る木々の間を抜け、深い谷を渡って行くうちに、川俣湖岸へ到着。 やがてハルゼミの声が賑やかな川俣温泉から奥鬼怒林道に入ると、ブナ林の路は高度を上げて奥日光の光徳牧場へ続くのです。

(写真は川俣湖岸で咲いていたアヤメです)

 

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八汐潮

 

長いトンネルを出ると直ぐ、鬼怒川を川治ダムが塞き止めて出来たこの湖の眺望が開けます。

ヒメウツギ

(ユキノシタ科ウツギ属)     

千葉では未だウツギが咲いていないというのに、こんな山奥でもヒメウツギは咲いてるんですねえ。

 

 

 

ハクウンボク

 (エゴノキ科エゴノキ属)   

エゴノキのどことなくしとやかな感じも好きですが、この花のように一段と艶やかなのも好きです。

      

 

 

 

川俣湖

   

ここまで来ると深山の湖って言う雰囲気が漂っていて心地よい気分に浸れました。

   

湖岸のヒメウツギ

    

湖の岸辺でもこのヒメウツギに出会いました。 この樹は岩場やガレ場などの厳しい条件でも生育するんだそうです。

川俣湖上流の眺め

 

この湖の奥に見える高い山を眺めていると、ここに居るのが不思議な気分になってきました。

  

   

湖岸のアヤメ

   

こんな山奥でもアヤメが咲いてるとは・・!と思いましたが、高い山や深山に生えるヒオウギアヤメなのかどうかは分かりません。

ヒロハコンロンソウ

(アブラナ科テネツケバナ属)

山から落ちる小さな谷筋に群生しているこの花に初めて出会いました。帰って調べたらタネツケバナの親類だと分かりました。

奥鬼怒林道から川俣湖を望む

    

奥鬼怒林道を登ってゆくと、眼下に川俣湖が見えました。

  
ゴヨウツツジ その1

(ツツジ科ツツジ属)

林道で白い大きな花を見つけ、シロヤシオだ!と興奮しました。 調べたら本名はゴヨウツツジと言うんだそうです。

ゴヨウツツジ その2

 

この時期に何回もここを通っているのに今まで気が付かなかったとは不思議でした。

日光連山

 

更に高度を上げてゆくと、谷の向こうに男体山から連なる日光連山の一部が見えてきました。 

  
迫る日光連山の山

 

そして更に山が近くなってきました。 谷筋には雪が残っていました。

ブナの新緑

 

この辺りの高さでは、今ブナの新緑が出たばかりのように陽に輝いているのに感動。

山王峠道の男体山

 

ヒメハルゼミの賑やかな鳴き声に包まれながらブナ林を抜け、山王峠を超えると、路の向こうに男体山が見えてくる・・、こんな路が好きです。

  
山王峠道の太郎山

 

そして山を下る路が大きく蛇行した時、今度は日光の太郎山が眼前に現れました。

竜頭の滝近くからの中禅寺湖

 

ズミの花が咲く戦場ケ原を下って竜頭の滝近くに来た時、ようやく中禅寺湖が姿を現しました。

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