奥会津・駒止め湿原の初夏

  

6月4日(水) (24枚)

 

タニウツギ その1

東京の公園でタニウツギに出会ったとの友達の情報を聞いたとたん、長年通った羽越線の車窓で慰めてくれたこの懐かしい花に無性に会いたくなって、今年も奥会津までやって来ました。 栃木県側では殆ど見ることが出来ないのに、山王峠を超えて福島県入るとすぐに道端に咲くこの花が出迎えてくれ、この花が谷筋を飾る駒止め湿原への山道のドライブを心行くまで楽しむことが出来ました。

駒止め湿原はミズバショウが終わりかけた後に、タテヤマリンドウの大群落が見事でした。 

 

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タニウツギ その2

 

山が迫った海辺を走る羽越線の車窓から眺めたこの花、当時はその名も知らぬ花でした。

タニウツギ その3

(スイカズラ科タニウツギ属)     

退職後、ひょんなことからその名を知り、主に日本海側の山野に普通に生えてるんだと分かりました。

 

 

 

タニウツギ その4

    

この花が綺麗なこともあって、庭木や公園樹としても広く栽培されているんだそうです

      

 

 

 

タニウツギ その5

   

この花、田植の時期に咲くのでタウエバナと呼ぶところも多いんだそうです。 それに・・・

   

タニウツギ その6

    

ソートメバナ(早乙女花)と呼んだり、中にはシンノゴイッパ(尻拭葉)なんて呼ぶ地方もあるんだとか。

タニウツギ その7

 

日本海側の昔から生活に密着した花なんですねえ。 ともかく僕はこの花が大好きなんです。

  

   

ヤグルマソウ

(ユキノシタ科ヤグルマソウ属)

谷筋に群生しているこの植物に出会いました。山深いこの地では未だ花は咲いておらず、蕾でした。

アズキナシ

(バラ科ナナカマド属)

駒止め湿原への坂道で出会ったこの樹、調べたらアズキナシのようです。 秋に小さな赤い実がなるんだそうです。

アオダモ

(モクセイ科トネリコ属)

白い房のような花が目立つ樹に出会いました。どうやらアオダモのようです。この枝を切って水につけると水が青くなるんだそうです。

  

ムシカリ

(スイカズラ科ガマズミ属)

 この時期の深山でお馴染の花。去年も尾瀬で出会ったんで嬉しい再会です。 

ムシカリの花

  

この紫陽花のような花がガマズミのような樹に咲くんだから不思議です。

タムシバ

(モクレン科モクレン属)

薄暗い森の中に千切れたハンカチのように咲いている花に出会ってびっくり。もしやと思ったらやっぱりタムシバでした。

  

ミツバツツジ咲く湿原の林

   

湿原の周囲の新緑の中にミツバツツジが咲いていました。

静寂の駒止め湿原

   

ミズバショウも終わり、訪れる人も少ない駒止め湿原です。

タスゲ

(カヤツリグサ科ワタスゲ属)

この湿原、そろそろワタスゲのシーズンが始まろうとしてました。

  

駒止め湿原の木道

    

一見何も無い湿原。 でもこの木道脇に目を凝らすと小さな植物が目にとまります。  

モウセンゴケ

(モウセンゴケ科モウセンゴケ属)

すぐそばに、5cmにも満たないこの食虫植物が生えていました。    

リュウキンカ

(キンポウゲ科リュウキンカ属)

リュウキンカも未だ咲いていました。   

  

 群咲くタテヤマリンドウ

   

良く見るとあちこちにこの花が咲いてる!    

   

タテヤマリンドウ

(リンドウ科リンドウ属)

ハルリンドウやフデリンドウと良く似た花なので区別が出来ませんが、この可愛さがたまりません。    

又タテヤマリンドウに立ち止まる

 

木道の両側に咲き乱れるこの花に何度足を止めたことだろう・・・。

  

タテヤマリンドウとミズバショウ

    

そしてミズバショウも咲き残ってました。その側にタテヤマリンドウも咲いていたんです。

 湿原のミズバショウ

    

 咲き残ったミズバショウはもう他の草に埋もれて目立たない。  

 

 ようやく湿原を横断!

    

何度も立ち止まるのでなかなか先に進まなかったですが、ようやく先が見てきました。やれやれ・・。

     

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