山には秋の気配が・・・

8月4日(日)

 

    

 

ツリフネソウ (ツリフネソウ科ツリフネソウ属)

 

歳をとって暑さが一層こたえるようになったこともあるのかもしれないが、それにしても今年の夏は異常に暑いように思う。 山に行けばきっと涼しいに違いないと、早速、行きつけの栃木県の鶏頂山山麓に出かけることにした。日中は何処に行っても暑いことに変わりは無いが、朝晩の涼しさはやはり格別だった。 窓を閉め、薄掛け一枚無いと寒い位。

 山は8月になるともう既に秋の花が一斉に咲きだす。 標高の高い栗山村の土呂部への山道の脇でこのツリフネソウに出会ったが、これらの花に出会うたびに、季節の移り変わりはほんとに速いことを実感させられる。 それにしても秋の花達のしっとりした雰囲気は何時見てもいいなあ・・・。

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キツリフネ

(ツリフネソウ科ツリフネソウ属)

 

土呂部に向かう山道でツリフネソウに出会った時、何時もはもっと山奥でしか出会ったことの無いこの花がすぐ近くに咲いてるのに初めて対面。

この道は山野草が未だ多く見られて大好きな道だ。

コバキボウシ

(ユリ科ギボウシ属)

 

雨をたっぷり吸い込んだ森の縁のあちこちに、この花が咲き出していた。

木漏れ日を浴びて輝く姿も良いものだが、このように樹陰にひっそりと咲いているのも大好きだ。

   

フシグロセンノウ

(ナデシコ科センノウ属)

 

この花には最近めったに会えなくなった。 だから出会うとほんとに嬉しくてたまらない。 最近はこの山奥迄やって来て対面するのが楽しみになっている。

ソバナ

(キキョウ科ツリガネニンジン属)

 

陽を浴びて咲くこの花に久しぶりに対面し、感激の一時を過ごす。 山道の脇で咲いているこの花に出会うのも、今では珍しくなってしまった。 

   

ゲンノショウコ

(フウロソウ科フウロソウ属)

 

この花が今年も何時もの場所で待っていてくれた。 出会う度に何となく懐かしく感じるから不思議だ。 場所は違っても、子供の頃からのお馴染みだからだろうか・・。

キンミズヒキ

(バラ科キンミズヒキ属)

 

我が家の近所の里山でも、こんな栃木の山の中でも、この花が森の縁を控えめに飾っている。出会うと挨拶しないわけにゆかぬ花の一つだ。

       

ハエドクソウ

(ハエドクソウ科ハエドクソウ属)

    

森の縁の草むらで、ツーんと伸びた茎に粟粒のような小さな花を連ねて咲いていた。 何時ものように「一体誰だろう?」と覗き込み、そうだ!ハエドクソウだったなあ!と思い出して嬉しくなる。

クルマバナ

(シソ科トウバナ属)

      

この可愛い花に土呂部の湿原で出会った。 どこかで対面したような気がするが・・と記憶を辿るが出てこない。 調べたらクルマバナと言うそうだ。 これは嬉しい初対面。

   

ノコギリソウ

(キク科ノコギリソウ属)

 

このノコギリソウも土呂部の湿原に咲いていた。 これは一目見てノコギリソウと分かったが、このように花が大きくてしっかり咲いているのに出合ったのは多分初めてだろうなあ・・。

オトギリソウ

(オトギリソウ科オトギリソウ属)

 

この山で毎年のように咲いている可憐なこの花が好きでたまらない。前日見たときは花が咲いてなかったのに・・と怪訝に思って見ていたら、午前中に開いて午後閉じるのだと気が付いた。

   

トモエソウ

(オトギリソウ科オトギリソウ属)

 

湿原で出合った3cm位もある大輪の花。 花びらが風車のようにねじれてる。 珍しい花にわくわくしながら調べたら、初対面のトモエソウという花のようだった。 そういえば、確かにオトギリソウによく似てる。

シデシャジン

(キキョウ科シデシャジン属)

 

思わす歓声を上げたこの花。 何と30年ぶりの対面だ! 

当時この山で一度出会ったきりで、毎年のように訪ねて来ても果たせなかった幻の花に再開出来たんだ !!

   

シデシャジン (拡大)

(キキョウ科シデシャジン属)

 

そうそう、当時この針金細工のようなキキョウの仲間に出合って大感激したんだっけ! と当時の感激を思い出す。

ノリウツギ

(ユキノシタ科アジサイ属)

 

土呂部の湿原に生えるノリウツギの木が、今真っ白な花を付けて清々しく陽に輝いていた。 

    

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