悠久の屋久島探訪
3月19日(火)〜21日(木)
3月20日(水) 安房(あんぼう)林道から眺めた花折岳(左)と太忠岳(1497m)
この山奥の人の手の入らぬ自然林が樹齢1000年以上の屋久杉の生育地。 寿命を全うした白骨樹の姿にも心打たれる。
3月19日(火)
晴天の羽田を飛び立って鹿児島空港で屋久島行きのYS-11に乗り換え40分で屋久島空港に到着。 さすがに南国、島は初夏のような緑で溢れ、ブーゲンビリアやハイビスカスが海岸に点在する民家の庭を飾っていた。 直径25km近い島は海岸のわずかな平地の際から急峻な山がせりあがり、中央部の高山帯へと連なっている。 渓谷沿いの林道をバスは白谷雲水峡へと向かった。 この日のお目当ては弥生杉。
白谷林道の景観
屋久島は山が深い
初夏のような新緑
白谷雲水峡
弥生杉
(推定樹齢3000年)
麓に咲くハイビスカス
尾之間温泉の夕日
3月20日(水)
山間部の年間降水量6000〜8000mmと最も雨量の多い場所の一つの屋久島は、「1月に35日と雨が降る」と言われているのに幸運にも今日も晴れ。 縄文杉はそれだけ見るだけでも丸1日掛かってしまうので又の機会に譲って、今日は安房林道を経て紀元杉を訪れた。 その後、屋久島自然休養林「ヤクスギランド」を訪れ、学芸員の話を聞いた後仏陀杉、千年杉を見学。 海岸に出て海に落ちる「トローキの滝」や、巨大な花崗岩の岩盤が露出した「千尋滝」を訪れた。
紀元杉
半分回り込んで見た
仏陀杉
(ヤクスギランド内)
切り株に生えた樹木
(切り株再生)
千年杉
ヤクスギランドから望む
太忠岳(1497m)
ウラジロ
(島のあちこちで見られた)
ヤクシマザル
(ニホンザルより小形)
海中に落ちる
トローキの滝
3月21日(木)
この日は朝から雲の動きが激しく、遂に大粒の雨が激しくなって屋久島の雨を体験することとなった。 島を半周して訪れたのは大川の滝。 日本の滝百選にも選ばれているという落差80mの大瀑布は遠目にも迫力があった。 続いて訪れたのは中間の大ガジュマル。 道路を跨いで茂る姿にしばし見惚れてしまった。 しばしばTVの秘湯番組で紹介される平内の海中温泉は、折りしも満潮と重なって波しぶきの中だった。
南国情緒たっぶりの
椰子とブーゲンビリア
雲が切れ始めた
モッチョム岳
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