夜尿症(おねしょ)の話
あわお整体療術院の夜尿症治療について
世の中には、夜尿症と言われる病気とまでは言わないものの、困った症状に悩まされている子供(大人)や、その家族が大勢おります。
子供のころはたまに失敗をして布団をぬらしてしまうことがありますが、時々おねしょをするぐらいでは夜尿症とはいいません。
五歳をすぎても毎晩のようにおねしょをしてしまうのが夜尿症ということです。
大抵はお子さんの成長と共に自然に治っていくようですが、かなりの確率で、小学校高学年、中学、高校、成人と症状を引きずってしまう人も多い様です。
大人はおねしょをしないとか、大きくなれば治ると言う考えはあきらかな間違いであります。
ただ、中学生以上になって毎晩おねしょをするのは世間体が悪いものですから、家族以外には絶対の秘密となってしまいます。
そのため統計的に数としてはあまりあらわれませんが、他人にいえない悩みとして抱えている人は大勢おります。ですから自分だけが大人になってもおねしょが治らないだめな人間だなどと考えるのもあきらかな間違いであります。
病院の受診率でも女の子より男の子のほうが多いそうです。これは男性のほうに夜尿症が多いと説明されていますが、そうではなく女の子の方が夜尿症にたいして羞恥心が強くて、本人がなかなか治療に行きたがらない結果だと思われます。
同じ意味で大人はおねしょをしないと思われているのも、内に隠れて表に出てこない結果なのです。
ですから今まで一度も病院にも行ったことがなく、ただひたすら治るのを待っているだけというひとが多いとゆうのもうなずける事なのです。
前に一度病院に行ったことがあるが、今は行っていないという人もいます。 長期間治療しても治らないのであきらめた人、初めて病院に行ったときに(どこも悪くありません)とか(大きくなれば治ります)などと言われて相手にしてもらえずそのままになっている人、(甘えている)とか(しつけに失敗しましたね)など理不尽なことを言われて二度と病院に行けなくなったひとたちです。
夜尿症は特殊な例(後で述べます)を除けば、ある程度の個人差はありますが、短期間で治る事が多いものなのです。
夜尿症の治療法はひとつだけはありません。いままで自分に合った治療法にめぐり逢わなかっただけでもう治らないとあきらめてしまうのは早計というものです。
夜尿症の治療イコール病院(泌尿器科、小児科、夜尿外来)だけという常識の呪縛から抜け出したところに治療の可能性が広がっているのではないでしょうか。
夜尿症を説明するのに一般的には多尿型とか膀胱型とかいくつかのタイプにわけて分類されております。
多尿型というのは夜間の坑利尿ホルモンの分泌が少なくて夜間造尿が多すぎるタイプとされています。膀胱が敏感だったり未発達のために朝まで尿をためていられないタイプを膀胱型と呼んでいます。
それでは夜間造尿の多い人はみんなおねしょをするのでしょうか。膀胱の敏感な人や未発達な子供はみんな夜尿症なのでしょうか。
夜尿症の子供と同じ条件の泌尿器であってもおねしょをしない子はいます。むしろ夜尿症でない子のほうが圧倒的に多いとおもわれます。
夜間造尿が多い、膀胱が敏感、未発達という状態の子供は沢山いて、その中の一部だけが夜尿という症状をもっていると思われます。中には夜間造尿も多くなく、膀胱容量も年齢相当なのに夜尿症だという正常型(あるいは解離型)という人も相当いるようです。
夜尿症でない子供を調べていけば、おねしょをする子と同じ条件の泌尿器がいくらでもみとめられるのではないかと思われます。
すなわち、泌尿器の状態が同じであっても、おねしょをする子はするし、しない子はしないという事であります。その辺のところに夜尿症治療を泌尿器からアプローチしていく場合の難しさがあるのではないでしょうか。
夜尿症に対する一般的な注意事項として(怒らない、起こさない、あせらない、)事を基本として対処していくようにいわれています。
怒らない・・・・夜尿は当人にはどうする事も出来ない症状であります。したくてしている訳ではありませんので怒ってみても何の解決にもなりません。
まして体罰をくわえることなど言語道断、心の傷を残すだけですので絶対にしてはいけないことです。
精神的に弱いのではとか甘えがあるからとか考えて、治したい一心からついついビシビシと辛く当たりがちになりますが、夜尿症は心や精神とは直接関係ありません。
ですから(濡れた布団をかついで近所を回って来い)などと精神的に追い詰めたりすることはかえってよくありません。 本人の努力ではどうにもならない症状だということをよく踏まえたうえで対処するべきであります。
起こさない・・・・夜中に無理やりおこしてトイレに連れていってしまえば布団は濡らさないですみますが、その事で自分でおきてトイレに行く習慣がつくわけではありません。本人はおこされた事さえ覚えていません。
毎晩無理やりおこされる事は身体の成長に悪影響を及ぼすと言われています。おこしてもいい事はありません。
ただし治療の過程で自然と夜中に眼がさめて自分でトイレに行けるような日が増えれば治りつつあるといえます。
朝まで持たないで夜中にトイレに行くのは布団とトイレの違いだけでトイレでしている(トイレおねしょ)だと言って否定的なみかたもありますが、布団でするのとトイレでするのとでは本人にとっても家族にとっても大変な違いがあることです。布団でするのがおねしょであってトイレでするのはおねしょではないと思います。患者や家族の気持ちを思えば(トイレおねしょ)結構な事ではないでしょうか。
あせらず・・・・病気の治療にかぎらず何事にもあせりは禁物です。テレビでも時々夜尿症関係の番組を流しますが、必ずあせらないで治しましょうというコメントがはいります。そして(専門医へ行って下さい)で終わります。
すなわち病院に行ってもすぐには治らない事を前提として(あせらず)という言葉をかかげてあるのでしょう。
いくらあせらないで気長に治しましょうといっても限度と言うものもあります。どんな病気でも一年以上も治療して何の良化も見られなければ、その治療法に疑問を感じないはずはないのですから。
よく二年、三年がんばって治療して治しましたというレポートなども見かけますが、夜尿症の場合、なにもしなくても二、三年もすれば成長にともない自然に治ってしまうことも多いので、治療効果で治ったのか時間がたったので治ったのか誰にもわからない事だと思います。
いつまでも治らないで辛いから治療に行くのですから、せめて二、三ヶ月以内に結果を出さないことには期待にこたえているとは言えないのではないでしょうか。
どうして眼がさめないのか、あるいはどうしたら眼がさめるのか、夜尿症の治療はひとえにこの一点にあるはずであります。
膀胱は睡眠中に尿がたまると(尿意)として脳のほうに信号を送ります。それをキャツチした脳の(起きてトイレに行け)という指示で目を覚ますのが普通であります。
夜尿症の人は(大人も子供も)この(尿意)の信号を寝ているときはキャツチできなくて失敗をしてしまいます。
では、いったん寝てしまうとどうして(尿意)を感ずる事ができなくなるのでしょうか。それは普通の人の眠リと夜尿症のひとの眠りの違いにあります。夜尿の人はバタンキューと寝てしまうと普通の人より深い眠りに陥り、カミナリが鳴ろうが地震が来ようが布団が濡れようが朝眼がさめるまでまったく気がつかない事が多いのです。
そのような特徴があるにもかかわらず夜尿症と眠りの深さは関係がないという説もあるようですがはたしてそうでしょうか。眠りを浅くする薬をだす病院もあるようですので、医療機関によって考え方も少しずつ違うようです。
眠りが深すぎるからなにも感じないで眼がさめない。しからば尿意も感じられないくらい深い眠りから普通の眠りに導くことが出来れば、おのずから症状は変わってくるはずであります。
眠りの質そのものを変えることを、夜尿症治療のひとつの方法として実践しておりますのが当院の特徴であります。
ではどうしてそのような深い眠りになってしまうのでしょうか。
自律神経のうち副交感神経を刺激されると動物は眠くなります。昼間のうちに副交感神経を必要以上に刺激されるタイプの人は夜の眠りが深すぎてしまいます。
夜起こる事の原因は大抵昼にあります。
昼間活動により副交感神経を強く刺激されると眠りが深くなりますが、反対に自律神経の交感神経を刺激されると気持ちが興奮して眠れなくなります。症状は反対ですが不眠症も夜尿症も自律神経の影響を受けている事は同じであります。
その様な自律神経のアンバランスを整える事で、正常な眠りに導いていきますので、夜尿症も不眠症も治療方法は同じなのです。
ですから漢方薬や鍼灸や催眠術などが夜尿症の治療に昔から使われているのは、自律神経を整える効果があるからだと思われます。自律神経のバランスが整い、昼間必要以上の刺激が副交感神経に与えられなくなれば、普通の眠りになっていきます。
そして尿意を感じれば眼がさめますし、だんだん朝までゆっくり寝られるようになっていきます。
大部分の夜尿症は自律神経のアンバランスを調整することにより好転すると思われますが、事故などによる脊椎神経の損傷、夜尿を伴う腎臓や泌尿器自体の病気を原因とするものなどは対象外となります。
思春期までおねしょが続くのは精神的なストレスも原因のひとつと考えられていますが、ストレスが原因で夜尿になるのでなく、いつまでも夜尿が続くのでストレスもあらわれてくるのではないでしょうか。
脊椎の調整(カイロプラクテック)を中心とした総合的な手技(整体)療法です。
自律神経のバランスを整えるのが目的ですから、上半身の脊椎調整をおこないます。薬や機械は一切使いませんので、副作用の心配などはありません。治療は痛くありません。
裸になったり着替えたりはいたしません。秘密は厳守されます。民間療法ですので公に治療記録が残るようなことはありません。
週に一回の治療で四、五回通院してもらいます。土曜、日曜もやっておりますので会社や学校を休まないですみます。小学生から成人までが対象です。
18歳までの夜尿症にたいしては施術4回目以降は請負制を採用しておりますから料金は成功報酬になります。夜尿が治ってからの支払いになりますので4回目以降治療効果が認められないときは料金をいただきません。
当院の治療にたいする相談や、手続についてはメールにてお問い合わせください。
尚、費用等に付いてはコラム及び書簡集をご参照ください。
1985年から千葉県、
私は医師ではありませんので(整体療術業です)誤解や間違った表現があるかもしれません。
夜尿症治療には別の方法もあることを知ってもらうのが目的ですので、文章の内容についてのクレームはご容赦ください。難しい理論は(専門医)の先生にお任せして、私のような者はただ治療に専念しておればいいと思っています。
下手な文章を書きましたが、夜尿症でお悩みの方が一人でも未来にたいして希望をもっていただけたなら幸いであります。現在は佐倉市西志津4−14−1に移転рO43(462)2650です。<span lang=EN-US>
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下記は2003年1月〜12月までの夜尿症の記録です。 下記は2008年の1月〜3月までの夜尿症の記録です。
月 |
住 所 |
年 齢 |
性別 |
施術回数 |
経 過 |
月 |
住 所 |
年 齢 |
性別 |
施術回数 |
経 過 |
1月 千葉県 17 男 4回 完治 1月 神奈川県 18 女 8回 完治
1月 神奈川県 23 女 4回 完治 1月 東京都 14 男 6回 好転
2月 千葉県 13 男 11回 完治 1月 東京都 32 女 10回 完治
3月 千葉県 11 男 19回 完治 1月 東京都 19 女 8回 完治
3月 埼玉県 9 男 5回 不明 1月 千葉県 13 男 13回 完治
3月 東京都 6 男 10回 断念 1月 大阪府 31 女 6回 断念
3月 新潟県 11 男 10回 完治 2月 東京都 10 男 7回 完治
4月 埼玉県 10 男 5回 完治 2月 神奈川県 11 男 11回 完治
4月 埼玉県 6 男 21回 完治 2月 千葉県 13 男 13回 不明
5月 埼玉県 7 男 7回 好転 2月 神奈川県 7 男 15回 好転
5月 千葉県 17 女 8回 完治 2月 千葉県 10 男 11回 断念
5月 千葉県 11 男 5回 完治 2月 千葉県 15 男 9回 完治
5月 東京都 10 女 5回 不明 3月 千葉県 9 男 10回 好転
6月 東京都 10 男 5回 断念 3月 神奈川県 10 男 5回 完治
6月 東京都 14 女 11回 完治 3月 千葉県 11 男 12回 完治
7月 埼玉県 12 男 15回 完治 3月 千葉県 8 男 6回 完治
8月 大阪府 26 女 4回 完治 3月 神奈川県 30 女 4回 完治
8月 東京都 17 男 5回 不明 3月 神奈川県 11 男 4回 断念
9月 東京都 7 男 15回 好転継続中 3月 東京都 9 女 20回 完治
10月 千葉県 11 女 7回 完治 3月 千葉県 7 女 32回 完治
12月 千葉県 10 男 2回 継続中 四月以降は省略いたしました。