貴石・半貴石






  飛鳥は、宝石が大好きです。
 でも、見るのが好きなだけで、蒐集家でもないし、専門家でも
ありません。本が好きなのと、きれいな石が好きなのがあわさっ
て、宝石関係の本を数冊もっているだけです。
 本を読んでいると、ときどき意味がわからない言葉に出会います。
「貴石・半貴石」もそのひとつ。
 わからないならば調べよう。
 そういう訳で、飛鳥なりの区別をつけました。


 おおまかな区別は、以下のとおりですが、これがそのまま、宝石
の基準となるものではありません。

  貴石     硬度が、水晶の「7」より上。要するに硬い石である。
           希少性が高い。
 半貴石  硬度が、水晶の「7」と同じか、それより下。
      比較的柔らかい。
      貴石と比べると、希少性が低い。
      平たくいうと、手に入りやすいもの。

 細かく言えばいっぱいありますが、言葉の区別はこれで十分。
 重ねておきますが、これは、貴石・半貴石の区別であって、宝石
の価値基準ではありません。

 では、宝石とは何か。
 これは、装飾品に使われる石で、俗に「珍しい、美しい、硬い」
が宝石の三大条件と言われます。
 この問題はけっこう複雑で、値段が高いからいいとか、色がきれ
いならいいとか、一言で表せないものです。価値は、自分で決める
しかないと思います。


参考資料:
「宝石の写真図鑑」キャリー・ホール著 日本ヴォーグ社 1996年
「結晶と宝石 ビジュアル博物館第25巻」同朋社出版 1992年
           R・F・シムス/R・R・ハーディング著
「宝石のみかた カラーブックス500」崎川範行著 保育社 1980年


(c)飛鳥 2003.7.23.