16. 便利なタグ<MULTICOL>
文章を段組表示させるタグです。(段落ではないですよ。段落は<P>です)
このタグは、Netscapeでしか、使えません。
例えば、この文章は段組数でいうと、一段です。
これを、二段にしたい、という場合、
<MULTICOL COLS=2>..(文章)..</MULTICOL>
と、なります。
このとき、<MULTICOL>タグの間に入る文章は、段落ごとに一続きに書いたほう
が無難です。改行は、<P>か<BR>で指定しましょう。
理由は、テキスト文書の中の、空白にあります。
HTML文書は、特に指定しなければ、テキスト文書内の空白は無視されて、ホームペー
ジ上には表示されません。テキスト文書で、二行三行に分けて文が書かれていても、改行
の指定がなければ、ホームページ上では全部くっついて一行になっている、ということが
あります。
ここで問題なのは、テキスト文書の中で、<BR>タグを使わずに、一文を二行以上に分
けてしまったときの、その折り返しの位置なのです。HTML文書で段組表示したとき、
そこに半角分程度の空白が入って表示されてしまいます。わずかな隙間ですが、非常に読
みにくい表示となります。
段組にしたいときは、段落の文章は、長くなってもかまわないから一行で書いておきまし
ょう。見た目がきれいになります。
17. フレーム無しの動作確認
フレームページを作るとき、HTML文書ですから、当然タグを記入します。
でも、フレームタグ<FRAMESET>を使用するときは、<BODY>タグを使わな
いんです。
本来、<BODY></BODY>の中に、ホームページとして表示させたい文なり絵な
りを書き込むんですが、フレームの設定をするときは、この<BODY>タグがあると、
正しく表示しません。
逆に、フレーム無しの表示を確認したいときは、わざと<BODY>タグを使用して表示
させると良いです。
フレームページを作る場合、「フレーム未対応ブラウザでも、見られるように作りましょ
う」という約束があります。ですから、<NOFRAME></NOFRAME>タグを
使って、フレームが使えない場合のメッセージを記入しておきます。
そして、動作確認する場合は、わざわざフレームの使えないブラウザを探してくるのも大
変ですから、<BODY>タグの使用で、確認すると便利です。
18. フレームをきる?
「フレームをきって、タグを書き込みましょう」
某マニュアルに、書いてあった言葉。
きるって、何を切るんだろう。
悩みながらフレームタグを書き込んで、ブラウザ表示させました。
なるほど。画面が上下に切れています。
フレームをきるとは、フレームの設定をすること、なんですね。もうちょっと分かりやす
い言葉を使ってほしいですね。例えば、フレームページを作ろうとか。
19. 三度スペースの話
<Font></Font>タグは、文字の大きさや色を指定するタグです。
<H(数字)></H(数字)>タグは、見出し語の指定に使います。
この二種類のダグで挟まれた文字列には、空白指定ができます。
つまり、文字と文字の間に、一文字二文字スペースキーで空白を入れると、ちゃんとその
通りに表示されるということです。
でも、一行分の空白は無理みたいだから、適度に使いましょう。
20. 点滅の怪
<Blink></Blink>タグは、その間に挟んだ文字を、点滅表示させます。
ただし。
Netscapeの場合だけ、です。
IEでは、ただのベタ表示で、なにも変化ありません。
ですから、ネスケで点滅していた文字が、IEでみると、どこに記述されているのかわか
らない、ということがあっても、気にしないように。決して、お化けみたいに、消えてな
くなってしまった訳ではありませんから。