0.序
これは、タグのマニュアルではありません。笑い話です。
ある日。
「タグってなあに」人間の飛鳥が、ホームページを作ってみようと思い立ちました。
が、いきなり作ろうと思っても出来るはずがなく、コンピュータに強い隣人の助けを
借りることにしました。この有り難い隣人は、すぐにタグのマニュアル本を買ってき
てくれて……。
そこから、話が始まります。
1.タグは半角で入力すべし
マニュアルを見ながら、例文を打ち込み、HTML文書として保存して、いざブラウ
ザで見てみると、ホームページになっていないんです。
HTML文書にはなっている、間違いなく。でも、マニュアル通りのホームページ表
示になっていなくて、例文では見えないはずのタグが、しっかり見えています。
何故?
一晩、悩みました。
翌朝、飛鳥はパソコンを立ち上げます。テキスト文書を表示させます。そこで、気が
つきました。
飛鳥は、文章を、ワープロソフトを使って書いていたんです。
そして、何の疑いも持たずに、タグを全角文字で入力していました。
だから、ホームページにはならなかったんですね。
それで、タグを全部半角に直してみたらば、無事、ホームページになりました。
と言う話を、隣人にしたところ、思いっきり笑ってくれました。
隣人曰く。プログラム言語は、半角で入力するのが常識。
なんだそーな。
だったらマニュアル本には、最初の最初に「タグは半角で入力すべし」と書いておい
てください。
2.全角・半角
ワープロソフトを立ち上げると、日本語変換ソフトも自動的に立ち上がります。この
時、入力文字は、全角表示されます。
テキスト文書をそのまま開いた場合は、メモ帳が立ち上がります(飛鳥はWindo
wsマシン使用)。日本語変換ソフトは立ち上がりません。当然、入力出来る文字は、
半角のアルファベット文字。必要な時にスイッチをいれて、日本語入力します。
日本語は、基本的に、全角です。日本語のワープロソフトは、漢字・ひらがな・かた
かな・アラビア数字、そして、アルファベットまで、全角で入力します。
しかし。
コンピュータ言語は、米語国で発達したから、半角、が基本なんだそーです。
それだけの話です。
3.色指定は、RGB値で
BGCOLOR、すなわち、背景の色。
これを、指定するときは、カラーネーム(色名)でも、RGB値(数字)でも、どち
らでも良いそうです。マニュアルに、書いてあります。
ただし。
カラーネームは、英語です。
そして、私達が抱いている色のイメージと同じとは限りません。
色のイメージとは、民族によって、かなり異なるものだそうで、緑、と指定しても、
私達が思う色が表示されるとはかぎりません。
そして、パソコンにも、どうやら同じようなことが言えるみたいです。
飛鳥は、ブルーグレーに近い色を、カラー見本を見て、カラーネームで入力しました。
結果、全然違う色が表示されました。これは、何故か。
どうやら、カラーネームと、パソコンの中の記録とが一致していないらしいのです。
これは、RGB値で入力し直したら、ちゃんと思う通りの色が出ました。
色指定は、RGB値が、無難のようです。
4.便利なタグ<PRE>
長い文章を表示させたい時、この<PRE></PRE>タグは、とっても便利です。
ワープロで作った文章を、このタグで挟むと、そっくりそのまま表示してくれます。
改行も空白も、ホントにそのまま表示なのです。行が、何十行続いても構いません。
とにかく、上と下と、このタグで挟めばいいんです。すごく楽です。
5.便利なタグ<SPACER>
飛鳥は、Netscape Navigatorというブラウザを使用しています。
このブラウザは、マージン(空白)表示をしてくれないので、困ります。
マニュアルを探したら、代わりに使うといいよ、というものを見つけました。
<SPACER TYPE=”BLOCK”
WIDTH=スペースの幅
HEIGHT=スペースの高さ
ALIGN=”TOP/MIDDLE/BOTOOM/
LEFT/RIGHT”>
本文中に、ブロック状の空白を入れてくれるんだそうな。
でも、問題もあります。
一つは、スペースの高さを、数値で指定するんだけど、これが難しい。高さが低けれ
ばそんなに大変ではないのですが、原稿用紙50枚分、なんて適当に長いものは、そ
れこそ適当に一万二万の数値を入れて、いちいちブラウザ表示させて確認しなければ
なりません。空白が、高すぎても低すぎても、ダメ。数値入力には、勘がものをいい
ます。
そして、二つには、IE(インターネットエクスプローラー)では、その指定が無視
されてしまうこと。
飛鳥には理由がわかりませんが、せっかくレイアウトしても、活かされていないのは
悲しいです。