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電源の落とし方


やってはいけない体験談


すべてのアプリケーションソフトを終了し
OSももちろん終了させてから電源を切りましょう。
接続しているプリンター、モニターの電源は
パソコン本体の電源を切った後で切る方が無難です。
ある日ある時。
父親が、家で仕事をしていた。もちろん、パソコンを使って。

当然、子どもは面白くない。
なんせ五日間というもの、父親の顔を見るのは早朝のわずか数分だけ。
「あそんでー、あそんでー」
と攻撃してみるが、父親は応じない。

それでも、赤ん坊にしては根気よく攻撃を続けて、
とうとう「パソコン(仕事)が終わったら」という約束を手に入れた。

その後が、すばらしい。

子どもは、パソコンの電源プラグを引っこ抜いたのである。

……

子どもの顔は、うれしさに満ちあふれていた。
「おしごと、おわったでしょ。あそんで」

……

父も偉かった。
彼は丁寧にパソコンの電源ボタンの存在を子どもに教え、
ボタンを押す前にプラグを抜くことは間違っていると諭していた。


そして、後日。

父親はこの日も、パソコンを前にして悪戦苦闘。

そこへ、子どもがやって来て、あそぼう攻撃を開始する。
ほどなく、「仕事が終わったら」の約束をもらい、
子どもはうれしそうに、今度は、電源ボタンを、プチッ。

……

後で確認したところ、データ入れ直したそうです。



(C) 飛鳥 2004.2.15


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