桜桃酒



 ないと思っていたら本当にあった、桜桃の酒。

 製造は、サッポロワイン株式会社。
 商品名は、「ポレール桜桃(さくらんぼ)のワイン」。
 アルコール分6%。
 容量は500ミリリットル。
 値段も1000円しない。

 赤い宝石と呼ばれるサクランボの果汁を、ワインに混ぜたもので、
色がとてもきれいな薄紅色。そしてお味は、めちゃくちゃ甘い。
 どれくらい甘いかというと、思わず塩をなめたくなるほど。飛鳥
は、塩味クラッカーをかじりながら飲みました。
 香り?
 もちろん甘い、の一言。



フルーツワイン

 サッポロ「桜桃のワイン」は、フルーツワインと呼ばれます。
 フルーツワインとは、ワインにブドウ以外の果汁を加えたり、果
汁を発酵させたりしてつくったワインのこと。

 ブドウは、それ自体に酵母が含まれていて、酒になりやすい果実
です。だから、ワイン=ブドウと考えがちですが、ブドウ以外の果
実にも酵母を加えると、酒ができます。その製法は、ブドウからワ
インをつくるやり方と、殆ど同じだそうです。

  例えば、果汁100%のものには、林檎からつくられる「シード
ル」があります。林檎のワインですね。「シードル」とはフランス
語であり、英語ならば「サイダー」です。

  アルコール分は、ワインよりもかなり低く、5%〜8%がほとん
ど。通常のワインは12%〜14%あるから、フルーツワインは口
当たりがよいとも言えます。さらに、糖分が多いので、甘口の傾向
が強いようです。

 保存は、ワイン一般と同じ、温度は12℃〜14℃、湿度は70
%〜80%、光のあたらない場所で。

  サクランボの他にも、桃や梅や蜜柑などもあるそうだから、おた
めしあれ。



(C) 飛鳥 2003.9.5.

パロディ目次へ戻る