公開/1965年4月3日 185分 モノクロ 東宝・黒澤プロ 製作/田中友幸、菊島隆三 原作/山本周五郎『赤ひげ診療譚』 脚本/井出雅人、小国英雄 菊島隆三、黒澤明 撮影/中井朝一、斎藤孝雄 照明/森弘充 美術/村木与四郎 音楽/佐藤勝 録音/渡会伸 出演/三船敏郎、加山雄三、 山崎努、団令子、桑野みゆき、 香川京子、江原達恰、 ニ木てるみ、根岸明美、 頭師佳孝、志村喬、笠智衆、 藤原釜足、内藤洋子、 杉村春子、ほか
江戸の幕末、長崎の蘭学塾で医学を学 んだ若者が儀礼訪問のつもりで、貧乏 人相手の小石川養生所にいる医者(通 称赤ひげ)の許を訪れる。そこで、見 習いとして働くことになっていたこと を知り、反発をするが、次第に赤ひげ の人となりに引かれていく。 監督自身、観客がどうしても見ずには いられないものを創ろうという意欲か ら、当時のどの日本映画よりも長い2 年という製作期間を費やした。 ●モスクワ国際映画祭/映画労働組合 賞/主演男優賞(三船敏郎) ●ヴェネチア国際映画祭 サン・ジョルジュ賞 国際カトリツク映画事務局長賞/最 優秀男傷嘗(三船敏郎) ヴェネチア